UFC on ESPN+67:第1試合・ステファニー・エッガー vs. アイリーン・ペレス

女子フェザー級

スイスのエリート柔道家エッガーはRIZINKINGレイナに完勝。UFCでは代役で出場した初戦はテイクダウンされる展開で判定負けしたが、そこから柔道の投げからの攻めで2連勝。が、前回はマイラ・ブエノ・シウバに首投げで投げてパウンドを入れる際にガードからの腕十字を取られて一本負け。打撃には穴がある。今回は初のフェザー級での試合。

当初は数少ない女子フェザー級ファイターのザラ・フェアン・ドス・サントスと対戦予定だったが、1週間前に欠場。UFCデビューとなるペレスとの対戦に。アルゼンチンのペレスは27歳。アルゼンチン・ブラジル・パラグアイなどでキャリアを積み7勝1敗。しかし相手のレベルは不明。1敗は反則負け(グラウンド膝)。本来はバンタム級の選手。スタンドの打撃はパワーがあるもののディフェンスが甘い。テイクダウンからグラウンドで上を取りパウンドを落としていくスタイル。

タックルに入ったペレス。エッガー首投げでテイクダウンすると袈裟固め。ガードに戻すペレスだが、エッガーパスして横四方→上四方へ。肘を落とす。ペレスうつ伏せになるとタックルへ。そのまま立つ。エッガーまた強引に首投げ。首がスッポ抜けたが腕を巻き込んで投げる。サイドにして肘を落とすエッガー。亀からたったペレス。エッガーバックに回ろうとするが、ペレスが首を抜いて逆にバックに回ると立った。バックブローからパンチ連打で突っ込むと、エッガーまた強引に首投げを狙う。ペレスこらえてホーン。

1Rエッガー。しかし首投げが強引過ぎる。それでもテイクダウン出来ているが…。

2R。パンチを打ち込むペレス。エッガーまた強引に組み付いていく。そしてまた首投げ。ボディロックでこらえるペレス。さすがに読まれている。シングルレッグに行くペレスにエッガーキムラから後方に投げたが、ペレスが先に起き上がって上を取る。今度はエッガーがシングルレッグに入りながら立つ。ボディロック。ケージでこらえるペレス。残り2分。四つから投げたエッガー。ハーフからパウンドを落とすと、ペレスが亀になりバックマウント。パウンドを打ちながらチョークを狙うエッガー。腕十字も狙っている。腕をつかんでチョークを防いでいるペレス。残り10秒でチョーク!がっちり入りタップアウト!

バックボーンの柔道だけで勝っている典型的なタイプのエッガー。ロンダ・ラウジーのそんなに強くないバージョン。それでも前座ではある程度勝てているが。

ペレスは急な出場で対策する時間もなかったので致し方ないか。

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