UFC on ESPN+67:第5試合・ジョン・マクデッシ vs. ナスラット・ハクパラスト

ライト級。

カナダのマクデッシは37歳でUFCデビューから12年のベテラン。ここまで11勝7敗。173cmとライト級では小柄。テコンドー・松濤館空手・キックがバックボーンのストライカーだが、KOではなく手数で判定勝ちするスタイル。前座~中堅クラスで勝ったり負けたりだったが、ここ5戦では4勝1敗。

隣国ドイツのハクパラストはUFC5勝4敗。キック出身のストライカーでキャリア13勝のうち9KO4判定勝ちで一本勝ちはなし。こちらも中堅で、ランカーのダン・フッカーに挑戦した試合では打撃でプレスされて最後はタックルで判定負け。前戦は同じ中堅のボビー・グリーンに打たれても出ていく姿勢は見せたが、結局打たれるのみで判定負けでキャリア初の連敗。

詰めていくマクデッシ。ステップしながらパンチを入れていくハクパラスト。しかし見合いが続いて会場ブーイング。ハクパラスト左ハイ。ガードしたマクデッシ。時折飛び込んで左を入れるハクパラスト。じわじわ詰めるマクデッシだが、打撃では先手を取られている。ハクパラストが距離を取り単発の打撃をヒットさせる展開が続く。残り1分。両者とも単発の打撃戦で終わった。ホーン後ににらみ合う両者。

1R手数でハクパラスト。

2R。先に手を出すようになったマクデッシだが、打ち終わりに反撃の打撃を入れていくハクパラスト。連打を出すようになったハクパラストに対し、マクデッシは相変わらず攻撃がすべて単発。手数に差が出てきた。それでも淡々と手を出していくマクデッシ。飛び込んでバック肘を放ったマクデッシだが、カウンターのパンチを貰いダウン!すぐ立ったマクデッシ。ダメージはさほどないのか、変わらず手を出していく。残り1分。パンチを打ち込むマクデッシだが、単発のパンチの後に連打をもらう。ホーン。

2Rハクパラスト。

3R。前に出るマクデッシだが、このラウンドも打撃が単発。ハクパラストは飛び込んで連打を入れる。それでも圧を強めていくマクデッシ。ワンツーをもらったが出ていく。ハクパラスト、ワンツーから右ボディ。どんどん詰めていくマクデッシだが、ハクパラストは距離を取りつつ打撃をヒットさせる。詰めてくるマクデッシにカウンターのタックル。すぐに立ったマクデッシだが、また出ていくとハクパラストまたタックル。テイクダウン。立とうとするマクデッシだがタイムアップ。

30-27×2、29-28の3-0でハクパラスト勝利。

ハクパラストが手数で上回り判定勝ち。マクデッシは常に前に出ていったが、単発の打撃を出すだけで工夫がなかった。

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