ピーター・アーツが日本定住を視野「日本に恩返ししたい」


 最近、キックボクシング界のレジェンドで元K―1王者のピーター・アーツ(51=オランダ)に取材をする機会があった。3月に一度別件で取材したことを覚えていたようで「ヒサシブリ!」と気さくに握手を求めてくれるなどして取材はスムーズに進んだ。

 そんなアーツからあふれていたのは驚くほどの〝日本愛〟だ。現在、母国・オランダと往復する生活で、将来的には日本への定住も視野に入れているという。さらに国内でのジム経営も計画していると明かしつつ、日本流におじぎをしながら日本語で「ピーター・アーツ」とかかれた名刺を渡された時にその本気度を実感した。

 なぜそこまで日本にほれ込むのか――。こう問うとアーツは「日本が私を育ててくれたから」と即答。さらに「日本人はみんな優しくて私にリスペクトがある。何より安全だし、食べ物が美しくて世界一おいしいから好きなんですよ」と熱弁を振るう。そして冗談めかしつつ「どちらかと言えばオランダより日本の方が好きです(笑い)」とまで話した。

 日本での活動についてさまざまなアイデアを持っているというアーツ。21歳になる双子の子供たち(娘のモンターナ・アーツと、息子のマルシアーノ・アーツ)も10月に日本で試合を行う。ちなみに国内で注目している選手を問うと、昨年のK―1で行われた無差別級トーナメントを制したマハムード・サッタリの名を上げ「ジムができたら一緒に練習しよう」と呼びかけた。

日本に恩返ししたい」と話すレジェンドが今後どんな活躍を見せてくるのか、注目していきたい。

 最近『Breaking Down』のオーディションにも登場しましたが、日本の格闘技大会でピーター・アーツを目撃することが珍しくなくなりましたね。続きを読む・・・
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