RIZIN.39:追加6カード発表で全試合決定。

MMAの試合のみ紹介。

▼ライト級(71kg)5分3R
矢地祐介(フリー)23勝13敗
ボイド・アレン(南アフリカ)16勝4敗1分

RIZIN.38の試合が流れた矢地は初参戦の南アフリカEFCの元フェザー級王者・アレンと。8年前の2014年にフェザー級王座決定戦に勝利しタイトルを獲得。2度の防衛に成功したが、2015年に現UFCファイターのダニー・ヘンリーに敗れてタイトルを失っている。2018年からはボクシングに転向。昨年、3年ぶりのMMAの試合で判定勝ち。

ブランクがある上に階級下の実績のため、評価がわかりにくい。矢地が快勝したら咬ませ犬が相手だったと思われてしまうし、初参戦選手は門番的なポジションの選手と当てたら良いのに。まあ、矢地がその門番的なポジションなのかもしれないが。

▼75kg契約 5分3R
宇佐美正パトリック(フリー)4勝1敗
佐々木信治総合格闘技道場BURST)20勝12敗3分

LDHを飛び出してフリーになったばかりの宇佐美正パトリックが初参戦。今年はLDH自主興行大尊伸光に初黒星。負けたにも関わらず抜擢されたRoad to UFCでは減量に失敗して欠場と、続けて評価を下げていた。

相手は42歳の佐々木信治。2018年にROAD FCで顔面を骨折する大怪我を負い、昨年3年のブランク明けで復帰し地方で2勝。広島在住のため、地元枠扱いでもある。若く勢いのある宇佐美相手に、75kg契約という明らかに相手有利の契約体重での試合を受けている。

フェザー級(66kg)5分3R
芦田崇宏(BRAVE)25勝12敗2分
中田大貴(和術慧舟會HEARTS)5勝3敗

萩原に完勝しているのにメインイベンターになれない芦田。その上、金原正徳相手にKO負けした後、地味強アグォン相手に地味に敗れ、その後アグォンが山本空良に敗れたことで、さらに評価を下げてしまった。

中田はRIZIN後はパンクラスフェザー級王座決定トーナメントで一回戦負け。前戦は内村洋次郎にKO勝ち。打撃で打ち込まれても引かずに打ち返すゾンビファイトが持ち味だが、直近の負けた2試合はいずれも後半テイクダウンを奪われたことにより、打撃の圧も弱まっての判定負け。今回はテイクダウンの強い芦田が相手だけに、苦戦が予想される。

▼ヘビー級 5分3R
スダリオ剛(HI ROLLERS ENTERTAINMENT / PUREBRED)5勝1敗
ヤノス・チューカス(ルーマニア)7勝0敗

ルーマニアのチューカスも初参戦。キャリア7戦全勝全フィニッシュだが、層が薄いヘビー級ではあまり珍しくもない。UFCでもローカル全勝のヘビー級選手が、試合を見たら大したことないのは良くある。実際、7勝のうち、6勝の相手は0勝の実績しかないので、戦績では実力は測れない。

+キック2試合で全12試合。これがたまアリのカードなら別だが、地方大会にしては十二分に良いラインナップなのでは。

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