UFC280:第10試合・ピョートル・ヤン vs. ショーン・オマリー

バンタム級。ヤン1位、オマリー11位。

ある意味タイトルマッチ以上に注目されている試合。スターリングには敗れたが、負けても強かった印象を残したのはヤンで、未だに最強幻想がある。ただ、若干スロースターター気味なところがあるので、3Rマッチだとエンジンがかかり切る前に終わってしまう可能性がある。

UFCデビュー戦からいきなりセミで試合が組まれ、期待されているオマリーだが、ここまでランカー相手には0勝1敗1ノーコンテストで勝利なし。前回のムニョス戦は本格的な戦いが始まる前に、オマリーのアイポークでノーコンテストになってしまった。打撃の強さは間違いないが、コーリー・サンドヘイゲン相手にも打撃で上回ったヤン相手に通用するのかどうか。

詰めるヤン。オマリーローを入れるが圧されて後退。ケージ際をサークリングするオマリー。ヤンミドル。ロー。オマリーも右を当てたが、再度の右はかわした。ヤン左ミドル。大振りの左は空振り。またケージを背負うオマリー。ヤンタックル。スタンドバック。振りほどき離れたオマリーだが、再びヤンが圧をかけてケージを背負わせる。左を打ち込みタックル。ダブルレッグから担ぎ上げてテイクダウン。寝かせた。パウンドを打つ。オマリー立って脱出。パンチのコンボを放つオマリーだが、ヤンは腕でブロック。残り5秒で意表を突くタックルに入ったオマリー。バックに回るが振りほどく。ホーン。

1Rヤン。オマリー押されている。

2R。さらに圧を強めたヤンだが、オマリーも前に出てパンチを入れる。左がヒットし効いた!ヤンガードを固めて凌ぐ。出ていくオマリーだが距離を取り回復したヤン。逆にパンチをヒットさせるとタックルへ。テイクダウン。インサイドからパウンド。腕十字を狙うオマリーだが防いでパウンド。背中を見せて立ったオマリー。正対するがヤン離れた。ヤン大外刈りテイクダウン。しかしオマリーすぐ立った。またパンチで出るヤン。左ミドル。オマリー消耗しているか。ヤンガードを固めて出る。ケージを背負ったオマリー。ハイからタックルへ。テイクダウン。インサイドから肘。ホーン。

2Rヤン。オマリー、一瞬チャンスを作ったが、ヤンに冷静に凌がれた。

3R。ヤンシングルレッグ。切ったオマリー。ジャブを出していく。ブロックして詰めるヤン。パンチで飛び込むとタックル。シングルレッグ。しかし切るとオマリー膝!ヤンカット。しかしヤンパンチを返す。ダメージはないか。ヤンタックル。こらえるオマリー。しかしダブルレッグで倒された。下からキムラを狙うが、ヤンがバックに回ると立つ。正対し離れたオマリー。両者大振りのパンチが空振り。ヤンがパンチからタックルへ。スタンドバック。オマリースクランブルで脱出。残り40秒。オマリーが飛び込んだところで潰してテイクダウン。ガードからの仕掛けも読んでいるヤン。パウンド。タイムアップ。

29-28ヤン、29-28オマリー、29-28オマリー。スプリットでオマリーがアップセット勝利。

2Rオマリーに2者入れたか。1Rも有効打ではオマリーだったが、テイクダウンされた時間が長かったのでヤンだと思ったが。健闘したのは間違いないが、割れることもないと思った。ロシアびいきの会場は当然ブーイング。

メディアのジャッジもほぼ29-28ヤン、30-27ヤンもいる。

Sean O'Malley def.  Petr Yan :: UFC 280 :: MMA Decisions

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