UFC280:第9試合・ベネイル・ダリウシュ vs. マテウス・ガムロ

ライト級。ダリウシュ6位、ガムロ9位。

ダリウシュはイラン生まれで中東がホーム。現在7連勝。昨年5月に元暫定王者のトニー・ファーガソンをテイクダウンから攻めて完勝。今年2月にイスラム・マカチェフとの試合が組まれており、勝てばタイトルマッチの可能性もあったが、直前に負傷欠場。トップ5ランキング入りはお預けに。

ガムロはKSW時代にクレベル・コイケに勝利。UFCでは初戦でスプリット判定負けしたが、そこから4連勝。6月の前戦は、同じくUFC初戦で敗れた後に連勝中のアルマン・ツァルキャンと対戦し、メディアのジャッジではツァルキャン勝利の方が多い微妙な判定ではあったが勝利し、上位ランカーへの挑戦権を得た。グラップラーだが打撃も強く、一本よりKO勝ちの方が多い。

いきなりタックルに入ったガムロだが止められた。ミドルを入れるダリウシュ。出てきたダリウシュにタックル。バックを狙うがダリウシュ前転し足を狙う。しかしガムロさらに回転しバックにまわる。ダリウシュ立って正対し離れた。蹴っていくダリウシュだがキャッチして倒したガムロ。すぐに足関狙いに行くダリウシュ。外して立つが、スタンドバックに突いたガムロ。放してパンチを入れたガムロ。出てくるダリウシュにタックル。ダリウシュ足をガムロの右足にからめてリバースクルスフィックスを狙う体勢。しかし外れてまたスタンドバックに。ダリウシュクラッチを切る。ガムロパンチを入れて離れる。ミドルを入れたダリウシュ。ホーン。

1Rはポジショニングで上回ったガムロか。

2R。ガムロタックル。バックに回ろうとするが回らせないダリウシュ。離れた。カーフキックを入れる。ガムロタックル。シングルレッグ。足を抜かれた。ダリウシュの左がヒット。タックルのフェイントに反応したダリウシュだが、その後のタックルに膝を合わせた。シングルレッグに入ったガムロだが、また足を抜かれる。ダリウシュカーフキック。パンチで飛び込むダリウシュにガムロタックル。切られた。ダリウシュの左がヒット。左ハイ。残り1分。パンチを出したガムロだが、打ち終わりにダリウシュが打ち返す。ガムロ飛び膝からタックル。そのまま足をつかんでテイクダウン。ダリウシュが足関を狙うとガムロも足を抱える。ホーン。

2Rダリウシュ。

3R。ガムロタックルから引き込んでストレートフットロックの奇襲。しかし防いだダリウシュ。ガムロ立った。ロー。ガムロシングルレッグ。片足でこらえるダリウシュ。背中を向けたところでスタンドバックについたガムロだが、すかさずクラッチを切る。パンチを入れて引き剥がしたダリウシュ。ダリウシュこのラウンドは待ちの態勢。ダリウシュの左がヒットしガムロ後方にダウン!しかしすぐタックルへ。切るダリウシュ。ガムロ立った。残り1分。また左がかすめる。ガムロ飛び膝からタックル。ダリウシュまた足を腕に絡めてリバースクルスフィックスを狙うが下に落としたガムロ。しかしダリウシュ立ち上がる。出ていくガムロだがまた左オーバーハンドを当てるダリウシュ。タイムアップ。

30-27×2、29-28の3-0でダリウシュ勝利。

2R以降はクリーンテイクダウンをほぼ許さず勝利。これでメインの2人に次ぐ8連勝。

ガムロは1Rはポジションを取っていたが、ダリウシュにすぐ逃げられており、それのみではジャッジのうち2人はダリウシュを支持。2R以降はテイクダウンを切られる展開で、さすがにスタミナを消耗した。

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