UFC280:第5試合・ヴォルカン・オーズデミア vs. ニキータ・クリロフ

ライトヘビー級。オーズデミア8位、クリロフ10位。

オーズデミアはスイス出身。現王者プロハースカのUFCデビュー戦でKO負けし、次の試合では6連勝中のマゴメド・アンカラエフに判定負けしたが、前戦で下攻めグラップラーのポール・クレイグにグラウンドに付き合わず判定勝ち。キックがバックボーンのストライカー。

ウクライナのクリロフはUFC復帰後3勝4敗。こちらはクレイグの下攻めに捕まって一本負けしているが、続くアレクサンダー・グスタフソン戦ではいきなりパンチでダウンを奪うと、ミドルをキャッチされた状態からアッパーを打ち込みKO勝ち。しかしクリロフが良かったというより、5年間勝ち星がないグスタフソンが壊れているだけに見えた。

パンチで出るオーズデミア。左がヒット。距離を取りしのごうとするクリロフに右がヒット。効いた。クリロフタックルでしのごうとする。シングルレッグ。しかし倒せず。すぐ出るオーズデミア。パンチを返しているがふらついているクリロフ。クリロフ首相撲。アッパーを打ち込むオーズデミアにクリロフタックルへ。倒した。オーズデミアすぐ立ち上がりスタンドバックから正対。なおもテイクダウンを狙っていくクリロフ。倒せず離れる。蹴り・パンチを出していくクリロフ。オーズデミアも打ち返すが、クリロフのパンチを貰い後退。効いたか?クリロフ追いかけてまたボディロックからテイクダウン狙い。後方に倒れ込んでバックマウント。チョーク。外して立ち上がったオーズデミア。そこに膝を出したクリロフだが、オーズデミアキャッチして倒した。上からパウンド。クリロフの足をサバいてパス。サイド。しかしクリロフ立ってスタンドへ。ホーン。

どちらもいい場面があっただけに、判断が分かれてもおかしくないラウンド。

2R。クリロフパンチで出ると右ハイ。さらに左右のパンチからタックルへ。切ったオーズデミア。クリロフまたパンチからハイ。タックルへ。テイクダウン。背中を向けて立ったオーズデミアからスタンドバック。ボディロックから投げて倒すとバックからパウンド。立ったオーズデミアにハイを放つ。スタンドに戻った。クリロフ首相撲から膝。アッパーから左右のパンチ。ガードしているオーズデミアだがタックルに入ったクリロフ。テイクダウン。オーズデミアのガード。残り1分。疲れているのか、立つ動きがなく凌ぐだけのオーズデミア。クリロフ密着したままパウンド。下からキムラを狙ったオーズデミアだがホーン。

2Rはクリロフ。

3R。またクリロフがスタンドで手数を出す。オーズデミアがディフェンスしたところでタックル。テイクダウン。背中を付けているオーズデミアにハーフからパウンド。ガードに戻すオーズデミアだが、ここまでは下になるとディフェンスしかない。細かいパウンドを打ち続けるクリロフだがブレイクがかかる。両者スタミナが切れているが、手を出すのはクリロフ。パンチ連打をヒットさせたクリロフだが、そこからタックルへ。テイクダウン。インサイドからパウンド。オーズデミアが腕十字を狙うと体を起こしてパウンドを入れる。パウンドを入れ続けるクリロフ。タイムアップ。

30-27、29-28×2の3-0でクリロフ勝利。

序盤パンチを効かせてラッシュしたオーズデミアだが、そこでスタミナ切れしてしまい、後は一方的に。

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