ウクライナのショリニアンはTUF29に出場したが、トーナメントで敗退しUFCデビューならず。その後、昨年9月にサイード・ヌルマゴメドフの代役としてUFCデビューしたが、当時無敗のジャック・ショアに終始劣勢の展開のまま判定負け。3月に試合が組まれたが欠場し、今回が2戦目。
ムニョスはここまでUFC1勝2敗。11勝中、一本勝ちが7つある。UFCでの1勝もチョークでの一本勝ち。しかし、前戦は出てくる相手にタックルを狙ったところでアッパーをもらい秒殺KO負け。両親が柔術家で、柔術ジムを設立しているため、幼少期から柔術を学んで、20歳の時に黒帯を取得した。
右を打ち込んだムニョス。前蹴り。詰めていくショリニアン。ムニョス下がりながら打撃を出す。ムニョスのワンツーがヒット。さらに右。ショリニアン詰めて右。ミドルをキャッチしてこかしたショリニアンだが、グラウンドには行かない。立ったムニョス。残り1分。ここまでヒット数ではムニョス。ショリニアンも出てパンチを出しているが、距離を取られてヒットしていない。残りわずかでムニョスが飛び込みパンチがヒット。ホーン。
1Rムニョス。
2R。このラウンドも出ていくショリニアン。ジャブ。このラウンドはジャブが出ている。しかし打ち終わりにムニョスのワンツーをもらった。ムニョス詰めてパンチから組み付いた。四つでお仕込みながら膝。肘。引き剥がし離れたショリニアン。逆にタックル。がぶったショリニアンがバックを狙う。前に落とそうとするショリニアン。正対させたショリニアンがまたタックルに。ムニョスは首をギロチンにかかえてケージでこらえる。膝を着いてタックルに入るショリニアン。ダブルレッグ。が、切られた。ムニョスバックに回ろうとしたが阻まれスタンドに。パンチを出すショリニアンだがやや大振り。ムニョスの連打がヒットしホーン。
2Rもムニョス。
3R。打撃で出るショリニアンだが、右が大振りでかわされる。ひたすらオーバーハンドの右を振り回す。ムニョスパンチからタックルへ。ケージでこらえて肘を入れるショリニアンだがテイクダウンを許した。ケージ際で座った体勢のショリニアン。バックを狙ったムニョスだが、シングルレッグで防いで立ったショリニアン。打撃で出る。右の大振りは空振り。しかし右ストレートがヒット。ムニョスもパンチを返して凌ぐ。なおも振り回すショリニアン。ムニョスはジャブで距離を取り逃げ切り体勢。ワンツー。残り1分。追っていくショリニアン。右オーバーハンドは肩口にヒット。残り30秒でムニョスタックル。テイクダウン。固めた。残りわずかでパウンドを打ち込むムニョス。タイムアップ。
30-27×2、29-28の3-0でムニョス勝利。3Rは1人ショリニアンに入れたが、計算づくの逃げ切りで、終盤はテイクダウンからのパウンドも入れて完勝。
ショリニアンは序盤からパンチが大振りすぎた。