UFC281:第11試合・フランク・エドガー vs. クリス・グティエレス

バンタム級エドガー12位、グティエレスはランク外。

地元と言えるニューヨークでキャリア最後の試合となることを公言している元ライト級王者エドガー。当時絶対王者と言われていたB.J.ペンアブダビで下したのが12年前。判定は物議を醸し、そのファイトスタイルは一時期「アルティメット・フィットネス・チャレンジ」と揶揄されたが、ダイレクトリマッチで完勝。2012年には、21世紀初となるUFC日本大会でベンヘン相手に防衛戦を行ったが、判定負けで王座陥落。フェザー級では3度タイトルに挑戦したがいずれも判定負け。39歳にしてベスト階級であるバンタムに落としたが、初戦スプリット判定勝ちの後、2連続KO負け。41歳でのラストファイトとなる。

最後の相手を務めるのは、UFCデビュー戦で敗れた後6勝0敗1分けのグティエレス。トリッキーなストライカーで、特にカーフキックが強く、それだけでKOしたこともある。一方で、パンチの打ち合いは避けて距離を取りがち。前戦はバットゲレル・ダナー相手に打撃で押されていたが、バックブローで逆転KO勝利。

オッズではやはり上り調子のグティエレスがフェイバリット。

蹴りのフェイントを見せるグティエレス。お互いまだ遠い間合い。入ってくるところにパンチを当てたグティエレス。さらにバックブロー。得意のカーフキック。足が流れたエドガー。出るエドガーにジャブを当てるグティエレス。詰めていくエドガーだが手が出ていない。タックルにカウンターの膝!顎にヒットし仰向けに倒れKO!

壮絶に散ったエドガー。グティエレスはレジェンドを介錯し、ランキング入りへ。

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