UFC on ESPN42:セミファイナル・ブライアン・バーバリーナ vs. ハファエル・ドス・アンジョス

ウェルター級。バーバリーナはランク外、元ライト級王者アンジョスはライト級の7位。

バーバリーナはハードパンチャーの激闘タイプ。重い打撃で打ち合いを制したり制しなかったりする。UFCデビューから12戦で6勝6敗だったが、そこから現在3連勝中。前戦では元王者のロビー・ローラーとの新旧激闘王対決を制して、5度目のファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞した。

アンジョスはライト級王座から陥落後、2017年にウェルター級転向。3連勝で暫定王座決定戦まで進んだが、コルビー・コビントンに判定負け。その後もウェルター級ではフィジカル差で苦戦する展開が続き、コビントン戦から1勝4敗となったところでライト級復帰。そこから2連勝し、ランキングも上位に入ったものの、前戦ではストライカーのラファエル・フィジエフに打撃で削られ続け、5RにKO負け。9月に38歳となり、激しい減量がきつくなったことで、今回からまたウェルター級に戻すが、その判断が吉と出るか凶と出るか。オッズは今大会一番の大差でアンジョスがフェイバリット。

打撃からシングルレッグに入ったアンジョス。そのまま脇を差してケージに押し込む。やはり体格差が結構ある。アンジョスダブルアンダーフックから足をかけてテイクダウン。ハーフ。肩固め。肘を立てて防いでいるバーバリーナ。ケージ際でサイドにつけないため、まだ浅い。マウントに移行し、肩固めの体勢で固定したまま殴るアンジョス。ようやく肩固めが外れてハーフに戻したバーバリーナ。またマウントへ。背中を向けるバーバリーナ。半身の体勢。残り40秒。ケージに寄りかかりながら立とうとするバーバリーナ。ホーン。

1Rアンジョス。グラウンドになると一方的。テイクダウンも割と簡単に取られてしまった。もともとKOするしかないバーバリーナだが、アンジョスの組みを相当警戒しないといけない。

2R。バーバリーナがパンチを振り回して出る。ケージに追い込み組んで逆に押し込んだ。肩パンチを入れて離れたバーバリーナだが、離れ際が中途半端でアンジョスに組み付かれる。テイクダウンを狙うアンジョス。膝を着いたバーバリーナだがなんとか立った。が、ダブルレッグで簡単に倒される。なんとか寝かされずに立ったが、1Rと同じダブルアンダーフックの体勢から足をかけられ寝かされた。ガードに戻したバーバリーナ。ハーフにすると亀になったバーバリーナからバックマウント。またレオンチョーク。顎の上だが仰向けになり絞めるとタップアウト!

今日は組みに徹したアンジョス。バーバリーナのテイクダウンディフェンスの拙さにも助けられ、イージーファイトに。

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