UFC on ESPN42:第7試合・アンジェラ・ヒル vs. エミリー・デュコテ

女子ストロー級ヒル12位、デュコテ13位。

女子最多22試合目となるベテランのヒル。女子ストロー級開始のTUFから出場し、一度リリースされたがInvicta女王となって再契約。ムエタイバックボーンのストライカーだが、最近はテイクダウンからの攻めも見せるようになっている。3連敗していた前回は、ノーランカーのルーピー・ゴディネス相手にアンダードッグだったが、後半ヒット数で上回って判定勝ちして生き残った。

村田夏南子とInvictaストロー級王座決定戦で対戦しているデュコテ。村田戦では1,2Rはテイクダウンを奪われる劣勢な展開から、3R以降はタックルを切り打撃を入れる展開が多くなり、最終ラウンドにテイクダウンを奪われたところから腕十字を仕掛けるも、凌がれてスプリット判定負け。その後村田の返上したタイトルの王座決定戦で勝利し、今年7月に代役でUFCデビュー。いきなりランカーのジェシカ・ペネ相手にタックルをすべて切り、3RにはカーフキックでKO寸前まで追い込んで完勝。1戦でランキング入りを果たした。

パンチの打ち合い。ヒル詰めていく。ジャブ。クリーンヒットはないが手数を出していく。連打。対称的にデュコテは手が出ない。パンチからカーフキックを入れるヒル。飛び膝。手を休めないヒル。詰めて連打を入れたヒル。距離を取るデュコテ。ホーン。

1Rヒル。デュコテ打撃では厳しいか。

2R。ヒル変わらず打撃で出ていく。デュコテ打ち返すが、ヒル首相撲に捕らえて膝。手をだすようになったデュコテだが、まだ間合いが遠くヒットしていない。ヒルが出ると下がる。ヒルまた首相撲から膝。最後に肘。手を休めないヒル。デュコテ初めてタックル。が、切られた。また首相撲に捕らえて、肘を入れ離れるヒル。また首相撲から膝。そして肘。ヒルはパンチを顔面・ボディに打ち分ける。また首相撲。対応できていないデュコテ。ホーン。

2Rヒル

3R。フィニッシュを狙うしかないデュコテだが、ヒルが前に出てパンチを入れていく。デュコテ左ボディ。が、単発。下がらないヒル。威力はないが、常に手を出している。タックルのフェイントから右を入れたヒル。右ハイ。連打から首相撲へ。膝。肘。膝。また首相撲。膝。最後は肘。飛び膝。そして首相撲。ボディに膝の連打をもらう。最後にシングルレッグを狙ったデュコテだが切ったヒル。タイムアップ。

判定三者フルマークでヒル勝利。

ヒルは全ラウンド手数で上回り完勝だったが、フィニッシュの予感のない試合に会場はブーイング。

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