UFC282:オッズ/予想と展望

ヤン・ブラホヴィッチ 3.35
マゴメド・アンカラエフ 1.36
パディ・ピンブレット 1.41
ジャレッド・ゴードン 3.05
サンチアゴ・ポンジニッビオ 1.56
アレックス・モロノ 2.55
ダレン・ティル 2.55
ドリカス・デュ・プレシ 1.56
ブライス・ミッチェル 2.15
イリア・トプリア 1.74
ラウル・ロザスJr. 1.43
ジェイ・ペリン 2.95
ジャルジーニョ・ホーゼンストライク 1.59
クリス・ドーカス 2.45
エドメン・シャバージアン 1.34
ダルチャ・ランギアムブーラ 3.45
クリス・カーティス 2.40
ホアキン・バックリー 1.61
ビリー・クアランティー1.61
アレクサンダー・ヘルナンデス 2.40
T.J.ブラウン 1.91
エリク・シウバ 1.91
ヴィニシウス・サルヴァドール 1.41
ダニエル・ラセルダ 3.05
キャメロン・サーイマン 1.27
ティーブン・コスロウ 4.00

今年最後のPPVイベント。

当初は6月に行われ、ファイト・オブ・ザ・イヤー候補とも言われたイリー・プロハースカ vs. グローバーテイシェイラのダイレクトリマッチが予定されていたが、プロハースカが肩を負傷し、長期の欠場が必要となったためタイトルを返上。UFCはマゴメド・アンカラエフとテイシェイラの間で王座決定戦を組む意向だったが、テイシェイラは来月のブラジル大会での試合を要望。しかしそうすると今回のメインのタイトルマッチがなくなってしまうので、UFCはブラホヴィッチとランキング4位で9連勝中のアンカラエフで王座決定戦を組んだ。

両者の対戦は、もともとノンタイトル戦としてメインカードで組まれていたので、急な試合決定や対戦相手変更で準備ができていない状態ということがない試合(3Rから5Rに変更にはなったが)。

元王者ながらアンダードッグのブラホヴィッチ。タイトルを獲得した試合から、5試合で4度のアンダードッグ(唯一フェイバリットだったのは、王座を奪われたテイシェイラ戦)。タイトルから陥落した後は、UFC6勝1敗のアレキサンダル・ラキッチと対戦。互角の展開だったが、ラキッチが膝を負傷してのアクシデント的な勝利だった。柔術黒帯で、アマチュアムエタイの世界王者でもあるオールラウンダーだが、同じ黒帯のテイシェイラには、テイクダウンを奪われた後、マウントを取られてパウンド→背中を向けてのチョークでのMMAベーシックワンで敗れている。

アンカラエフはUFCデビュー戦でポール・クレイグと対戦し、終始圧倒していたが残り1秒で三角絞めに捕まって一本負け。現在のところ、これが唯一の敗戦となっている。コンバットサンボがバックボーンで、一本勝ちはないが、テイクダウンしてからのパウンドも大きな武器となっており、前戦ではアンソニー・スミスをパウンドアウトしている。

スタンド・グラウンドともにアンカラエフ有利に見える。打撃で打ち負けた時に、グラウンドに持ち込みたくても、ブラホヴィッチのテイクダウン能力ではテイクダウンも難しそう。

アンカラエフKO勝ち。

メイン消滅でセミに昇格したのはライト級ノーランカーのパディ・ピンブレット。同郷のランカー・ダレン・ティルを差し置いてのセミネクストマクレガーを自称する、未来のスター候補ではあるが、ここまで3戦は全試合フィニッシュ勝利(全試合パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞している)とはいえ、相手も同じ前座クラスで、それでさえ攻め込まれる場面があった。今回の相手は7勝4敗(ライト級2勝1敗)のジャレッド・ゴードン。ようやく前座戦線を抜け出し中堅クラスとの対戦となる(試合順セミだが)。

同じく抜擢されているのは、第7試合でUFCデビューするバンタム級のラウル・ロザスJr.。9月のコンテンダーシリーズで勝利し、最年少の17歳でUFCと契約。10月に誕生日を迎え、18歳でのデビュー戦でいきなりナンバーシリーズのプレリムメインでの出場となる。ペリンは2019年にコンテンダーシリーズに出場したが判定負けで契約ならず。ローカルでキャリアを積みながらチャンスを待ち、今年2月に負傷欠場選手の代役としてUFCと契約したが、ここまで0勝2敗。試合順とは裏腹に、UFCはロザスJr.をじっくり育てる方針の模様。

第1試合開始は11日朝8時から。速報します。

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