ロザスは今年9月に17歳でコンテンダーシリーズで勝利して、最年少UFCファイターとなった選手。ナンバーシリーズのプレリムメインという破格の扱いでのUFCデビュー戦となるが、ローカル時代の対戦相手は0勝1敗・デビュー戦・1勝0敗・2勝0敗・0勝2敗とキャリアの無い相手ばかりで全フィニッシュ勝利。コンテンダーシリーズでは初めてキャリアで上回る7勝1敗のマンド・グティエレスと対戦。終始攻め続け、初めてフィニッシュ出来なかったものの、「15分間動き続けられるカーディオ」と「どの局面からでもフィニッシュを狙う積極性」を証明。一方、フィジカルと打撃は明らかに発展途上だし、極めやポジショニングもまだ雑な部分が見受けられた(当然、今後向上が見込まれるが)。
ペリンはコンテンダーシリーズで負け、直前の代役でUFCデビューしたが初戦は何も出来ない負け。2戦目はUFC1勝2敗のアオリ・チロン相手に打撃で攻められる展開から、3Rに入りパンチとタックルで攻めたが時すでに遅く29-28の判定負けで連敗。正直UFCでは最下層レベルで、この相手に勝てないようではUFCでも今後厳しくなるというリトマス試験紙ファイター。
パンチで出るペリン。ジャブを打ち返すロザスJr.。タックルに入った。ケージでこらえるペリンだが、シングルレッグからリフトしてスタンドバックに回る。背中に乗ってハーフバック。前に落とそうとするペリンだが落ちないロザスJr.。両足フックに切り替えてバックマウント。潰して仰向けにすると四の字バックに。チョーク。まだ顎の上で放した。背負って立つペリン。しかし膝を着いた。ロザスJr.潰してまたチョーク。タップアウト。
注目のロザスJr.、UFCデビュー戦は何もさせない完勝。