UFC282:第2試合・T.J.ブラウン vs. エリク・シウバ

フェザー級

コンテンダーシリーズで勝利し2020年にUFCデビューして以降2勝3敗のブラウン。ただし、カイ・カマカ3世との試合は、メディアのジャッジが全員カマカを支持する内容での勝利だった。もう1つの勝利は、試合3日前に急遽代役出場を決めたチャールズ・ロサ戦での判定勝ちで、今のところ2勝ともエクスキューズがついている。16勝中、9つの一本勝ちがあるフィニッシャー。

エリク(Erik)・シウバは2011年にUFCと契約し、アグレッシブファイトで活躍したが、UFCの薬物検査が厳しくなると体と戦績が萎んでいってリリースされ、先日コロナの後遺症で引退を表明したエリック(Erick)・シウバとは別人。こちらはベネズエラ人で、今年8月のコンテンダーシリーズでキック120戦以上のキャリアがあり、Gloryでタイトルにも挑戦したアンバー・ボイナザロフ(MMA3勝0敗)と対戦。1Rパウンドアウトして勝利し、UFCとの契約を果たした。今回がUFCデビューとなるが、35歳ともう若くない。父のアントニオ・シウバ(ペザォンとは別人)が空手道場を経営しており、物心ついたときから空手を学んでいる。

いきなりブラウンの右がヒット。崩れるシウバ。ブラウンタックルに。ギロチンに抱えたシウバだがテイクダウンされる。バックを狙ったが、シウバタックルに入り上を取り返す。逆にバックを狙うが、今度はブラウンがタックルからバックに。パンチを打ち込む。しかしブラウンタックルでテイクダウン。寝かせた。ブラウン下からヒール。回転して脱出したシウバだが、その瞬間に起き上がり立つブラウン。ケージに押し込む。シウバが逆にテイクダウンを狙うが、脇をくぐって逆にタックルに入るブラウン。打撃で出るブラウンにシウバタックル。膝を着かせた。立ったブラウンがパンチを入れてホーン。

1Rブラウン。

2R。打撃を入れるブラウンだが、シウバタックルでテイクダウン。ケージ際で起き上がったブラウンが逆にタックルで倒した。ハーフバック。座った体勢のシウバにパンチを入れていく。動きがない攻防に会場ブーイング。正対したシウバだが、再びバックについたブラウンがバックマウント。チョーク。顎の上。ホーン。

2Rブラウン。

3R。タックルに入ったブラウンにシウバがカウンターの膝。しかしブラウンそのままテイクダウン。ハーフ。肩固めをセットしたブラウンが肩固めをセット。サイドに出て絞める。ディフェンスしていたシウバだがタップ!

きっちりフィニッシュして3勝3敗の五分に戻したブラウン。

打撃系と思われたシウバは意外とグラウンドも出来たが、逆にパンチでダウンを喫してしまった。

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