・ファイト・オブ・ザ・ナイト:ドリカス・デュ・プレシ vs. ダレン・ティル
・パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト:サンチアゴ・ポンジニッビオ、イリア・トプリア、ラウル・ロザスJr.、ジャルジーニョ・ホーゼンストライク、エドメン・シャバージアン、クリス・カーティス、ビリー・クアランティーロ、T.J.ブラウン、キャメロン・サーイマン。
ファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞したデュ・プレシ vs. ティル以外のフィニッシュ勝利者全員がパフォーマンス・オブ・ザ・ナイト受賞。判定になったのはセミとメインだけだったが、そのセミとメインの判定で今年最後のUFCナンバーシリーズが台無しに。
まずピンブレット vs. ゴードンは普通にプレリムで組んでおけば良かった。カードのレベルもメインカード(それもセミ)ではない。プレリムなら多少おかしい判定でもそこまで問題視されなかったはず(だから良いというわけではなく、ゴリ押ししたせいで余計問題が大きくなった)。10月のショーン・オマリーに続いて、UFCが露骨に押している選手の判定がおかしなことになっていては、騒動になるのも仕方がない。
しかし、オマリーは判定がおかしかったとしても、内容ではピョートル・ヤン相手に健闘しており、実力は認められたが、ピンブレットは中堅のゴードン相手に押されている内容では、仮に(ないとは思うが)審判を買収して勝ちにさせたところで、この先使いようがない。27歳で、今後そこまで飛躍的に伸びるとも思えない。
メインは両足を破壊されたアンカラエフが終わったと思いきや、そこからのテイクダウンで形勢逆転。が、あの足のアンカラエフを仕留められないのと、タックルを切れないのと、下になってから一切リカバリーできないブラホヴィッチは、正直レベルが低かった。リマッチに心が踊るかと言われると難しいが、だからといって両者を外した別の王座決定戦を緊急で組むというのはどうかと思う。
最後の最後にしまらない終わり方になってしまった(来週もUFCは開催されるが)。