RIZIN.40:総評

Bellator vs. RIZINは、事前の評判通りBellator勢が勝利したが、もっと差があると思っていたものの、堀口 vs. 扇久保以外はそこまでの差はなかった。

マッキーは真っ向からサトシのグラウンドに付き合っての勝利。今までRIZINではグラウンドの攻めを凌ぐだけではなく、そこから攻撃につなげるまでの選手はいなかったが、マッキーは三角の仕掛けも察知して潰し、バックマウントを取られても決定的な形まで入らせなかった。サトシも打撃で一方的にならないなど成長は見えたが、次にケージで対戦するとなると、もっと差が付きそうな気がした。途中、ガードでコーナーに頭を押し付けられた状態で、レフェリーはドントムーブをかけていたが、ケージならあのまま削られ続けていたところ。来年はBellatorライト級GPも予定されているが、もし参戦するなら本格的なケージ対策が必要となる。

マッキーがサトシ相手にあれだけグラウンドで攻めていたのに、より攻めると思っていたパトリシオの方は慎重だった。対するクレベルも打撃のプレッシャーで圧される展開で、残念ながら見せ場に乏しい展開に。思ったほど差がなかったので、劣勢でも無理に勝負に行かないという選択になってしまったか。

堀口は3度目の対戦でも完勝。これでBellatorがフライ級を制定するかどうか?もしフライ級を作る場合、バンタム級から他にも何人か抜けることになるので、フライ級だけでなくバンタムでも選手を確保できるかどうかにかかっている。その場合はRIZINからも何人か行きそう。

堀口はRIZINバンタム級王座も防衛戦をせず返上するなら、井上直樹・キム・スーチョル・朝倉海・元谷の4人での王座決定トーナメントが見たい。

鈴木は逆転KO勝ちで来年の王座挑戦を要望していたが、どう考えても牛久 vs. 朝倉未来、斎藤 vs. 平本の勝者が優先されそうなので、来年は金原・ケラモフあたりと対戦しての実績作りからスタートか。しかし前座の試合では一番盛り上げたと思う。

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