ライト級。
ここから3試合連続でコンテンダーシリーズからのデビュー組の試合が続く。ポーランドのレベツキは、木下憂朔がUFCと契約を決めたのと同じ日に試合をしている。タックルでテイクダウンを奪い、パスを狙ったところで背中を見せた相手からチョークで一本勝ちした。30歳で16勝1敗。ローカル時代はポーランドのFENというイベントでライト級王座を4年にわたって保持していた。本来はUFC3勝3敗のオマール・モラレスと対戦予定だったが、昨年末に欠場となり、代わってUFCデビュー戦となるニック・フィオーレと対戦する。
フィオーレはMMA6戦全勝の25歳で、6戦すべてが1Rフィニッシュ勝利。が、デビュー戦と2戦目は同じ相手で、100戦以上のキャリアで15勝しかしていなかった露骨な白星配給係。その後も3勝9敗、8勝4敗、15勝13敗、5勝19敗と、ローカルでも上位の相手はおらず、UFCレベルにあるかは不明。柔術のインストラクターをしており、黒帯を所持している。
30-26、30-27×2の3-0でレベツキ勝利。
がっしりとした体つきのレベツキ。打撃で出る。ミドル。フィオーレもパンチを返す。しかし詰めていくレベツキ。圧されて後退するフィオーレ。ワンツーを入れたレベツキ。ワンツーアッパーミドル。ガンガン出るレベツキ。しかしフィオーレのパンチを被弾して顔のカットもある。が、構わず出る。至近距離でアッパー。レベツキずっと打撃で仕掛けていたが虚を突いたタックルでテイクダウン。フィオーレのガード。インサイドから肘を入れる。ハイガードを狙うフィオーレだが、密着して防ぐレベツキ。肘を入れる。体を起こしてパウンド・肘。ホーン。
1Rレベツキ。
2R。まだパンチでプレスしていくレベツキ。フィオーレもパンチ・肘を返しているが後手。レベツキ組んでケージに押し込んだが引き剥がしたフィオーレ。が、レベツキすべての打撃が全力なのでスタミナを消費してきている。フィオーレが逆にタックル。ケージに詰めるとクラッチしてテイクダウン。上に乗ろうとしたが、レベツキ引き剥がして立ち上がりスタンドへ。レベツキ本格的に疲れてガードが下がっている。が、レッグダイブでテイクダウン成功。ガードのフィオーレにパウンド。フィオーレ防戦一方。下から仕掛けずに、ただ守っているだけ。ホーン。
2Rレベツキ。スタミナが切れかけたが、後半は上で休めたか。
3R。元気を取り戻しているようにみえるレベツキ。パンチで出る。フィオーレタックルに入るが倒せず離れる。レベツキまたレッグタイプでテイクダウン。ギロチンに抱えたフィオーレだが首を抜かれた。レベツキ密着したままパウンド・肘。フィオーレスイープを狙おうとするが、密着され返せず。スイープを狙った足をレッグドラッグ気味に流してパス仕掛けるレベツキ。フィオーレガードに戻したが時間がない。ホーン。
レベツキは打撃が全部全力だったので後半スタミナ切れしていたが、テイクダウンしてうまく休んでいた。グラップラーのフィオーレだったが、下になるとレベツキに密着されて攻められ何も出来ず。