フライ級。
LFAで堀内と王座決定戦で対戦し、僅差判定勝ちしたジョンソン。昨年UFCデビューしたが、初戦がいきなりプロアマ通算30連勝中のムカマド・モカエフ戦で、組まれてコントロールされ続け完敗。2戦目は1勝4敗のジュマグロフとの対戦だったが、メディアのほとんどがジュマグロフを支持する微妙な内容での判定勝ち。
フリックはUFCデビュー戦から2年以上ぶりの復帰戦。2021年、30歳の時に、家族との時間を大切にするために引退。しかし、その後妻と別居。昨年夏に復帰を表明した。注目の寝業師として鳴り物入りでのUFCデビューだったが、初戦はタックルを切られて打撃をもらうという展開から飛びつき三角で一本勝ち。短時間ではあったが、寝技以外の基礎能力に不安が残る内容だった。2年でどれだけ向上しているか。初戦はオッズでフェイバリットだったが、今回は実質UFC2連敗のジョンソン相手にアンダードッグとなっている。
打撃戦からフリックタックルへ。倒され際に上を取り返すジョンソン。フリックは無理に抵抗せず下を選択。ガードから仕掛けるが、ジョンソン立って離れスタンドへ。ボディを打ち込むジョンソン。ジャブ。右がヒットしちょっとぐらついたフリック。ガードを固めて手が出ないフリックにパンチを打ち込んでいくジョンソン。打たれているフリック。左ハイ。ブロックしたがまたちょっとぐらつく。タックルに入ったフリックだが、ジョンソンケージでこらえる。ダブルレッグで抱えあげて倒すとすぐバックに回ったフリックだが、ジョンソン頭を抱えて前に落とした。下になったフリックにパウンド・肘を打ち込む。下で防戦一方のフリック。腕でブロックしているフリックだが、ガードの隙間から鉄槌を打ち込まれる。レフェリー止めた。
ストップに納得いかないフリック。攻められてはいたが、ディフェンスは出来ていたように見えた。が、ここまでの展開を見ると、続けていても逆転は厳しかったか。得意のグラウンドでも、下になると攻めよりも防戦一方になっていた。