UFC283:第5試合・ルアン・ラセルダ vs. コーディ・ステーマン

バンタム級

ブラジルのラセルダはUFCデビュー戦。12勝1敗の30歳。ノヴァ・ウニオン所属の柔術黒帯で、12勝で10の一本勝ち、KO勝ちはないグラップラー。スタンドの打撃やレスリングは強くなく、前戦はシングルレッグからの引き込みを仕掛け、最後は引き込み→足関からバックを奪ってのチョークで一本勝ち。

ステーマンはUFC6勝4敗1分けのベテラン。4敗の相手はスターリング、デヴァリシビリ、ジミー・リベラ、サイード・ヌルマゴメドフと全員現在のランカー。ステーマン自身も昨年まではランカーだったが連敗でランク外に。前戦はベテランの元WEC王者ワインランドと対戦し、いきなり左をヒットさせ、打撃のラッシュでKO勝ちしたが、ワインランドはダメージの蓄積があり、その試合を最後に引退している。バックボーンはレスリング。

両者様子見。ステーマンが牽制の打撃を入れていく。パンチ3連打。ラセルダはミドルを打ち込む。ステーマンは組みを警戒してか、距離を取りながら打撃を入れる。ラセルダシングルレッグを狙ったが掴ませないステーマン。蹴りを出していくラセルダ。ラセルダプレスしてきた。ミドルを出したがステーマンキャッチして離れた。蹴り合い。パンチを入れるステーマン。ホーン。

打撃のヒットは五分で、互角のラウンド。

2R。ミドルで出るラセルダ。ステーマンがパンチからカーフキックを入れると足が流れたラセルダ。ラセルダ蹴りを出していくが単発。ラセルダパンチで出てきた。連打を出していく。ワンツー。ステーマンもパンチを打ち返す。左右のボディを入れたステーマン。ラセルダのパンチは距離を取りかわされる。ヒットするのは蹴りのみ。残り30秒でケージを背負わせたラセルダだが、打撃をかわされて逃げられる。ラセルダボディで出る。終盤にボディ連打を入れた。ホーン。

2Rステーマン。グラウンドに持ち込みたいはずのラセルダだが、テイクダウンを狙う様子がない。

3R。ラセルダがパンチで詰めてきた。ケージまで追い込むが、ステップしてかわすステーマン。パンチ連打からようやくタックル。ダブルレッグでテイクダウン。すぐに立ったステーマンだがまたタックル。ダブルレッグでまたテイクダウン成功。押さえ込んでハーフに。マウントを狙おうとしたが足で防がれた。立とうとしたステーマンの首を抱えたラセルダ。立ったステーマン。すぐにまたテイクダウンを狙うラセルダだが、足を抜いて離れたステーマン。詰めたラセルダ。左ミドルで一瞬動きが止まったステーマン。距離を取る。ミドル連打を入れるラセルダだがタイムアップ。

三者29-28でステーマン勝利。

もっと寝技に持ち込みたかったはずのラセルダだが、1・2R落とすまでタックルを仕掛けることもせず。3Rはステーマンの気持ちが後ろになったことでテイクダウンが取れたのかもしれないが、もっと序盤からテイクダウンを仕掛けていっても良かったのでは。

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