地元のクリバオは、ニュージーランド大会で試合2週間前に欠場した選手の代役としてUFCデビューしたが、本来より上のライト級で2RKO負け。フェザーに戻してからはここまで2勝0敗1分け。いずれも打撃で攻め判定勝ち。ドローとなった試合もパンチでダウンを奪っている。コーチは日本に在住し、魔裟斗のスパーリングパートナーを務めたこともあるイゴール・ブレイキンバック。
バグダザリアンは元K-1ファイターで、2018年に久保優太のタイトルにも挑戦している。久保戦を最後にMMAに本格転向すると、2019年3月~9月までの半年で4試合連続1RKO勝利し、翌年コンテンダーシリーズに出場。判定勝ちでUFCとの契約を決めると、UFCでもここまで2連勝中。昨年は負傷もあり2試合消滅で、1年3ヶ月ぶりの試合となる。UFCではまだグラウンドの展開はなく、対応能力は未知数だが、UFCデビュー戦ではテイクダウンを奪われても立ち上がり、前戦はタックルをすべて切っている。
ローを蹴っていくクリバオ。バグダザリアンが距離を詰めるが、間合いに入る前にクリバオが打撃を入れていく。左ミドルを入れたバグダザリアン。また左ミドルから左ストレート。クリバオカーフキック。飛び込んで右。両者間合いに入らないまま残り1分。クリバオのローに左を合わせたバグダザリアン。が、スピンキックがローブローになりタイムストップ。下から突き上げるようにヒットしたのでかなり苦しそうなクリバオ。しかし続行。残り10秒で距離を取るクリバオ。ホーン。
1Rバグダザリアン。
2R。四つで左を差したクリバオだが、バグダザリアンが左の肘を連続で打ち込む。離れた。クリバオがバグダザリアンのローに合わせてパンチで押し倒した。すぐにバックに回りチョーク!がっちり入りバグダザリアンタップ!
クリバオが一瞬のすきをついてチョークで逆転勝利。ローブローはかなり効いているように見えたが。バグダザリアンは9年前のMMAデビュー戦以来の敗戦。