UFC284:セミファイナル・ヤイール・ロドリゲス vs. ジョシュ・エメット

フェザー級暫定王座決定戦5分5R。ロドリゲス2位、エメット5位。

王者ヴォルカノフスキーがメインでライト級王座に挑戦するために組まれた王座決定戦。ヴォルカノフスキーがタイトルを獲得した場合は、ライト級での防衛戦(おそらくダイレクトリマッチ)が組まれる可能性が高いため、フェザー級のタイトルが停滞しないようにということだと思うが、王者が欠場しているわけでもないのに暫定王座が制定されるのには違和感。

両者ともにタイトル初挑戦。ロドリゲスはTUFラテンアメリカ1の決勝でUFCデビューしてから9年目、エメットは2016年にUFCデビューしてから7年目での挑戦。

回転系の打撃を多用するトリッキーストライカーのロドリゲス。ジョン・チャンソンを残り1秒でのノールックエルボーでKOし、ジェレミー・スティーブンスにも完勝し、タイトル挑戦まであと一歩のところまでたどり着いたが、最強のランキング1位・ホロウェイの壁に阻まれ判定負け。昨年7月にブライアン・オルテガとのフェザー級No.3決定戦とも言える試合でで対戦。ロドリゲスがガードからの腕十字を仕掛け、腕を引き抜いたオルテガが肩を脱臼してのアクシデント的な勝利ではあったが、次期挑戦権を確実なものとしていた。

エメットはUFCデビューはライト級で、4戦目からフェザー級に。フェザー級2戦目で急遽代役としてランキング3位のリカルド・ラマスと対戦。ノーランカーがランキング3位と対戦するという普通ならありえないビッグチャンスで1RKO勝ちしていきなりトップランカーとなった。しかしその試合で体重オーバーしていたこともあり、以降は下位ランカーとの対戦ばかりが組まれる。ジェレミー・スティーブンスにはKO負けしたが、その後は連勝。昨年6月にランキング4位のカルヴィン・ケイターに僅差の展開(メディアのジャッジはややケイター寄り)でのスプリット判定勝ちで5連勝とし、今回のチャンスを掴んだ。

打撃戦。リーチに勝るエメットが遠距離から打撃を入れる。エメット詰めていく。ロドリゲスハイからミドル。カーフキック。エメットが詰めると左右にステップ。またミドル。距離を詰めたエメット。パンチを打ち込む。パンチを打ち込むエメット。ロドリゲスバックスピンキックを放つ。詰めてきたエメットにカーフキック。しかしエメットのパンチを貰い後退。下がるロドリゲス。足がもつれて下に。エメット上になりパウンド。足で阻むロドリゲスだが、鉄槌を入れながらパスしたエメット。サイドに付きかけているが、なんとか膝を入れてガードに戻すエメット。インサイドからパウンド。ロドリゲス下から肘。ホーン。

1Rエメット。

2R。エメットが詰めてパンチを入れるとロドリゲスはミドル。キャッチしたエメット。そのままシングルレッグ。切ったロドリゲスはまたミドル。腹が効いてる。またミドル。またキャッチしてシングルレッグに。ケージでこらえたロドリゲス。離れる。ロドリゲスミドル・左ハイ。エメット後退。右の肘を打ち込んだロドリゲス。さらに首相撲から膝。右ハイ。このラウンドは一方的に。ロドリゲスが出ていく。飛び膝!しかしキャッチしてテイクダウンしたエメット。残り1分45秒。またガードから肘を打っていくロドリゲス。下から殴る。三角・腕十字へ。外れてまた三角。深く入ってエメットタップ!

ロドリゲスが暫定王者に。

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