UFC284:第9試合・ジミー・クルート vs. アロンゾ・メニフィールド

ライトヘビー級。クルート12位。

サム・グレコの弟子クルート。UFC4勝3敗で、ここまではすべてフィニッシュ決着(デビュー戦が3Rだった以外は1Rフィニッシュ)。ここ2戦は相手が元タイトル挑戦者のアンソニー・スミス、現王者のジャマール・ヒルと、強豪相手に力の差を見せつけられて連敗中。ランキングには入っているが、ここまではノーランカーへの勝利のみで、3敗はすべてランカー相手に喫したもの(デビュー戦で勝利したポール・クレイグは当時ノーランカー)。ランカー最年少の27歳で、ライトヘビー級全体でも3番目に若い。

メニフィールドは戦績ではクルートを上回る6勝3敗。クルートより8歳年長の35歳だが、プロのキャリアは2015年・28歳の時からで、1年早いだけ。それまではプロのアメフトプレイヤーだった。前戦はミドル級に落としていた元ランカーのミーシャ・サークノフのタックルを切り、パンチを打ち込んでのKO勝ち。13勝中、KO勝ちが10回ある。

クルート間合いを詰めてパンチを打ち込む。タックルへ。テイクダウン。片膝を突いたメニフィールドのバックに回る。ケージに体側をつけてバックマウントを防いでいるクルート。クルートはバックコントロールしながら寝かせようとする。立ったメンフィールド。その主観にダブルレッグへ。シングルに切り替えて倒した。ハーフで固めたクルート。パスを狙ったところで立ち上がるメンフィールドだが、すぐにダブルレッグ。尻下でクラッチして倒そうとする。ケージでこらえるメニフィールド。クルートギロチンで引き込んだがスッポ抜けた。しかしまたギロチンで後方に投げる。スタンドに戻ったがクルートちょっと攻め疲れ。メニフィールドがタックルをがぶりバックに回る。亀で動きが止まっているクルート。バックから殴っていくメニフィールド。クルート立った。離れ際にパンチがヒットしクルートダウン!しかしタックルに入り凌いだ。ホーン。

1Rメニフィールド。

2R。動きが落ちているクルート。まだダメージがあるか。パンチを貰ってダウン。メニフィールドがパスを狙うと亀に。また亀で動きが止まる。バックに回り殴るメニフィールド。ケージを使って立ったクルート。肘を入れるメニフィールド。離れたがクルートふらついている。ジャブ・ワンツーを当てていくメニフィールド。ヒットしている。クルートのタックルは切る。膝を当てたクルート。ふらつきながら打撃で出るがパンチを貰っている。ディフェンスできていないしダウンしなくても止められてもおかしくない。が、組んでケージに押し込んだメニフィールド。メニフィールドも疲れたのか、ちょっと休んでいる。入れ替えたクルート。シングルレッグ。テイクダウン!メニフィールド疲れていて動けない。クルートハーフバックからチョークを狙うが、真後ろにはつけていない。それでもチョーク。が、顎の上で放した。パンチを入れるクルートだが弱々しい。またtyホーク。だがまた顎の上か。ホーン。

2Rメニフィールド。

3R。パンチを入れるメニフィールドに対し、クルート下がらず打ち返す。もうパンチがスローなクルート。パンチからタックル。しかし受け止めたメニフィールド。が、テイクダウンをこらえたメニフィールドがケージを掴み減点1。ケージに押し込んだ体勢から再開。テイクダウンを狙うクルート。脇を差してこらえるメニフィールドだが、クルートシングルレッグからテイクダウン。ハーフ。両者グロッキー。メニフィールドブリッジしたがその瞬間にマウント。またハーフに戻したが、足が抜けてまたマウント。上半身を起こしたメニフィールド。サイドに移行した。キムラ。が、動いて外したメニフィールド。今度は亀になる。バックに回るクルート。スローなパンチを打ち込む。片足フックして殴る。メニフィールド立ってケージ際まで移動し正対したがタイムアップ。

29-27、28-28×2の1-0でドロー。29-27はクルート。

メディアのジャッジもほぼドロー。一部29-27クルートもいる。

mmadecisions.com

クルートに入れたジャッジは2Rをクルートにしている。

終盤クルートがバックから攻める場面があったが、その前にパンチでKO寸前まで追い込まれていたので、それを覆すほどの攻めとは思えなかった。せいぜい10-8が10-9になる程度。

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