UFC250:第5試合・コーディ・スタマン vs. ブライアン・ケレハー

フェザー級。両者ともに本来はバンタム級。スタマンはバンタム級12位。

レスリングバックボーンのスタマンはUFC4勝1敗1分け。負けた相手は同じレスラーでメインカードにも登場するスターリングで、レスリング合戦で上を行かれて、バックからのスロエフストレッチで一本負けしたが、前戦では中国のプロスペクト・ソン・ヤドン相手にテイクダウンで良さを封じ込めてドロー。ドローとなったのはヤドンの反則減点があったためだが、メディアのジャッジではそれ込みでもスタマン勝利を押す声も多かった。

ケレハーはUFC5勝3敗。8戦のうち、ヘナン・バラォン戦のみが判定勝ちで、他は勝っても負けてもフィニッシュ決着。本来はバンタム級だが、先月、ハンター・アジュール相手に直前のカード決定で階級上の試合に望み、押され気味だったが相手の失速もあり逆転KO勝ち。わずか3週間のインターバルでの試合。

1R。ケレハーがパンチから左ハイ。スタマンワンツー。詰めていく。左ミドル。じわじわ下がるケレハー。ケレハーの蹴り足をキャッチしてアンクルピックで倒したスタマン。しかしグラウンドにはこだわらず、パンチを落としてケレハーを立たせる。ケレハーがパンチをヒットさせ下がったスタマンだが、立て直すとまた出ていく。ケレハーのローがヒット。残り30秒で無理せず距離を取るスタマン。ホーン。

1Rスタマン。

2R。前に出てきたケレハー。スタマンそこに右フックを合わせる。ケレハータックルへ。ケージでこらえたスタマン。離れる。スタマンジャブから右ボディ。ヒットするがまたケレハー出た。激しいパンチの打ち合い。スタマンシングルレッグ。テイクダウン。ガードのケレハーに密着したままパウンド。ケレハーは下から殴り返すと、スタマンが体を起こしたすきに立ち上がる。スタマンローリングソバット。ホーン。

2Rスタマン。

3R。スタマンがまた蹴り足をキャッチしてアンクルピックでテイクダウン。ケレハーはグラウンドに入らずスクート。すきを見て立ち上がるケレハー。ジャブ、ワンツーを入れるスタマン。ケレハーはパンチを振り回して出る。スタマン、逃げ切り狙いでヒット&アウェイ。ケレハーが距離を詰め、ボディにパンチを打ち込むが離れるスタマン。残りわずかで組み付いてきたケレハーにスタマンがギロチンで引き込むがタイムアップ。

三者フルマークでスタマン勝利。

格下相手にフィニッシュを狙わず逃げ切りでの勝利だが、十分なトレーニングが出来ていなかったかもしれないので、大目に見る必要があるか。

試合後に感極まっているスタマンだが、弟が亡くなったばかりとのこと。

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