UFC on ESPN+77:第7試合・ジム・ミラー vs. アレクサンダー・ヘルナンデス

ライト級。

前戦でUFC史上初の40戦目に到達したレジェンドのミラー。24勝もUFC史上最多。今年8月で40歳となる。前戦は同じくレジェンドのドナルド・セラーニとウェルター級で対戦し、3試合連続フィニッシュ勝利中。しかし、セラーニは試合後に引退表明、他の2勝の相手もUFCデビュー戦と、あくまで前座クラスでの実績ではあるが。今回の相手はランキング4位のダリウシュにも勝っているヘルナンデスに。

ヘルナンデスはUFCデビュー戦でいきなりダリウシュに勝ってランカーとなったが、その後は4勝5敗で負け越し。ランキングからも外れている。前戦はフェザー級に落としたが、相手のビリー・クアランティーロに体格で負けていて2Rに打撃をもらってKO負け。1試合のみでまたライト級に戻した。UFCでの5勝のうち、3勝が1RKO。

オッズはヘルナンデスがフェイバリット。

今回も腹回りが緩めのミラー。打撃戦。ミラーがパンチからインロー。ヘルナンデスもパンチを打っていく。ミラー左ハイから間合いを詰め、ケージを背負ったヘルナンデスにパンチ連打を打ち込む。またパンチ連打で出たミラー。ヘルナンデス右ミドル。左ミドル。パンチを入れるヘルナンデス。序盤ミラーが積極的に出ていたが、次第にヘルナンデスが押してきた。しかしミラー全くタックルを見せない。打ち合いが続く。パンチをヒットさせたミラー。どんどんパンチで出る。ヘルナンデスまた右ミドル。残り30秒でミラーのローがローブローになりタイムストップ。再開。打撃戦のままホーン。

1Rややミラー。

2R。ヘルナンデスがプレスして右ハイ。ミラーパンチからニータップを狙ったが入れず。少しずつ下がり気味になってきたミラー。ヘルナンデスはボディにテンカオ。ケージを背負い気味になるミラー。ヘルナンデス右ミドル。ヘルナンデスがパンチを入れていく。ミラーちょっと手数が減っている。ヘルナンデスがパンチを入れていく展開。パンチで出たミラーだが、ヘルナンデスが肘を入れ離れる。また出たヘルナンデス。左右の肘。ボディにテンカオ。また右ミドル。一瞬動きが止まったミラー。ホーン。

2Rヘルナンデス。

3R。ミラー手数を出してきた。打たれても前に出て左がヒット。四つに組んだ。ヘルナンデスが入れ替えてテイクダウンを狙うと得意のギロチン。しかし引き剥がしたヘルナンデス。ミラー序盤の攻めで疲れたか。ヘルナンデスがパンチを入れる。ミラーのロー。足が流れるヘルナンデスだがパンチを入れる。下がるミラー。それでも手を出していく。が、押すのはヘルナンデス。前に出ても肘をもらうミラー。諦めず手を出していく。ヘルナンデス冷静にステップでかわしつつジャブを入れる。ちょっとヒット数に差が出てきた。残り1分。ミラーのローでスリップダウンしたヘルナンデス。バックに回ったミラー。チョーク。しかし真後ろではなく斜めで入っていない。反転して外したヘルナンデスが残り10秒でパウンドを入れる。ミラー起き上がりタックルに入るがタイムアップ。

激闘。スタンドの展開ではヘルナンデスがリードしていたが、ミラーの最後のチョークがどこまで評価されるか。

30-27×2、29-28の3-0でヘルナンデス勝利。2者は1Rもヘルナンデスに入れていた。

3連勝が止まり、最多勝の更新もならなかったミラー。ここ最近は格下や引退間際のセラーニ相手にフィニッシュしていたが、負けが込みだしてからは1Rに攻勢でも2R以降失速して負けるパターンだった。しかし今回は3Rにまた盛り返して攻め続けられた。負けたが進化したところを見せた。

ライト級復帰戦を勝利で飾ったヘルナンデスだが、フェザー級でも問題ないと感じており、またフェザーで戦うことも考えているとのこと。

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