ミドル級。ムニス11位。メインのクリロフ vs. スパンがクリロフの体調不良により大会中に消滅が決定。3Rマッチのままメインに昇格となった。
グラップラーのムニス。UFCデビューから5連勝中。うち3勝が1Rに腕十字を極めての勝利で、何と言っても柔術世界王者のホナウド・ジャカレイの腕を折って引退に追い込んだ試合の印象が強い。前回はユライア・ホールに打撃でもリードし、テイクダウンからポジションを奪うがフィニッシュには至らなかったものの完勝。ホールもまた、この試合を最後に引退している。無敗のままトップ10ランカーに勝ったにも関わらず、今回はランク外の選手の挑戦を受けることに。
アレンも20勝中、過半数の11が一本勝ち(うち8回がバックチョークでのタップアウト勝ち)のグラップラー。UFCでは8勝2敗。敗れた相手はいずれも現ランカーのショーン・ストリックランドとクリス・カーティスに喫したKO負けだが、当時は両者ともノーランカーで、今回は初めてのランカー挑戦となる。前回は元ランカーで、キャリアで1度しか一本負けのないクシシュトフ・ジョッコから1Rチョークで一本勝ちして3連勝とした。
インローを蹴り合う。右を打ち込むアレン。ムニスも左ストレートをヒット。アレンのパンチがヒットしケージを背負ったムニス。抜け出した。ムニスバックスピンキック。アレンまたパンチで出た。ムニスもパンチ3連打を返した。ムニスのワンツーがヒットするが、アレンも打ち返す。右ミドル。ムニスパンチの連打で出てタックルへ。シングルレッグ。しかし片足でバランスを取って離れた。ボディを入れたアレン。打撃の交錯でムニスの指が目に入りタイムストップ。再開。パンチの打ち合い。アレンのバックスピンキックにムニスも蹴りを返す。ホーン。
手数にはほぼ差がない。ムニスもかなり打撃に付き合っている。
2R。ミドルを入れたアレン。ムニスも蹴り返す。ムニスワンツーからハイ。左ミドル。手数を増やしてきた。アレン前に詰めながらバックブロー。ムニスの飛び膝はバックステップでかわしたアレン。詰めたアレン。ケージを背負ったムニスのボディ・顔面にパンチを打ち込む。ムニスも打ち返した。右フックがヒット。ムニスタックル。そのまま四つで組んでテイクダウン。しかし倒れる勢いで上下を入れ替えたアレン。ムニスのガード。密着したまま肘・パウンドを落とすアレン。ムニスしたから抱えているのみ。アレンパスしてサイドへ。サイドから肘。ムニス下で押さえ込まれたまま時間が過ぎていく。パウンドを入れるアレン。ホーン。
2Rアレン。ムニスは1Rを落としていた場合、フィニッシュが必要となる。
3R。左右のパンチを打ち込むムニス。アレン右ボディから右フック。また打撃戦に。関節蹴りを入れたアレン。ムニス、フィニッシュが必要なはずだが、戦い方は変えていない。アレンが右をヒット。ケージまで下がらせてボディ。左ミドルを入れたムニスだが、キャッチしたアレンが抱えあげてテイクダウン。またサイド。マウントへ。アレン肩固め。背中を向けたムニスにチョーク。腕をつかんで防いでいるムニス。パームトゥパームで絞めるとムニスタップ!
打撃で勝負すると言っていたムニス、劣勢だった時点で戦法を変えたほうが良いと思ったが変えないまま。逆にアレンがテイクダウンを奪うと、グラウンドでも常に先手を取って最後は得意のチョーク。ムニスまさかの一本負け。