UFC285:セミファイナル・ヴァレンチーナ・シェフチェンコ vs. アレクサ・グラッソ

女子フライ級タイトルマッチ5分5R。グラッソ6位。

女子最多7度の防衛に成功しているシェフチェンコが、自身の記録の更新をかけた一戦。フライ級に落としてからは打撃・テイクダウンで圧倒しての危なげない勝利をしてきたが、前戦はタイラ・サントスのテイクダウンに苦しみ、勝ったもののジャッジの一者はサントスを支持する判定だった。しかし今回はグラッソにサントスほどのテイクダウン能力がないため、オッズではまたも大差でのフェイバリット。今回の試合に向けて、日本に滞在し、パラエストラ柏で3週間のトレーニングを行ってきた。

ストロー級からフライに上げて4連勝中のグラッソだが、ここまで上位ランカーとの対戦はなく、UFCデビュー以来全勝の1位マノン・フィオロや3位エリン・ブランチフィールドに比べると期待感は薄い。これまでは打撃の手数で判定勝ちするスタイルだったが、昨年3月のジョアン・ウッド戦では、組んでスタンドバックからテイクダウンを奪い、チョークでキャリア初の一本勝ち。寝技も向上していることを証明してみせた。

シェフチェンコ前蹴りで牽制。ジャブ。バックブロー、左ミドル。飛び込んだグラッソだが、シェフチェンコボディに膝。離れる。間合いに入れないグラッソ。ジャブを入れるシェフチェンコ。詰めてワンツーを入れるグラッソだが、シェフチェンコもパンチを返す。グラッソのワンツーがヒット!シェフチェンコもワンツースリーを返す。ミドル。グラッソの飛び込みに合わせて組んだシェフチェンコ。肘を出したがグラッソ離れた。出るグラッソにバックブロー。残りわずかでグラッソタックルに。膝を着いたシェフチェンコだがすぐ立った。グラッソケージに詰めてパンチ・膝連打。残りわずかで首投げを狙ったシェフチェンコ。グラッソがこらえたところでホーン。

1Rややグラッソ。

2R。シェフチェンコタックル。テイクダウン。パスを狙う。グラッソフックガード。パスしてサイドに出たシェフチェンコ。グラッソうつ伏せになろうとするが返せない。グラッソの腕を足で固定しようとするシェフチェンコ。それはなんとか逃れたグラッソだが、なおもサイドで固められている。うつ伏せになったグラッソ。亀から立った。離れる。ジャブを突くシェフチェンコ。グラッソも打撃を出していくが、ちょっと間合いが遠い。空振りが続く。ケージに詰めてワンツーを入れたが、シェフチェンコ組んでボディロックからテイクダウン。ハーフ。残り30秒に。肩パンチを入れるシェフチェンコ。ホーン。

2Rシェフチェンコ

3R。ジャブを突くシェフチェンコ。グラッソのパンチは届かない。詰めてきたグラッソにワンツー。また詰めたところに右ハイ。シェフチェンコまたダブルレッグ。テイクダウン。ガードを取るグラッソ。ハイガードにするが、シェフチェンコ密着したままパウンドを入れる。レフェリーブレイク。スタンド。タックル。テイクダウン。亀になったグラッソからバックマウント。足のロックを外したグラッソ。上を取るシェフチェンコ。ギロチンに抱えたグラッソだがホーン。

3Rシェフチェンコ

4R。ジャブを入れるシェフチェンコ。バックスピンキック。またタックル。今度は止めた。離れる。ジャブを突くシェフチェンコ。また出てくるところでタックル。手で止めたグラッソ。シェフチェンコがジャブを入れていく。グラッソ組んでいく。ケージに押し込んだ。ボディロック。離れた。またジャブを突くシェフチェンコ。グラッソのパンチは届かない。バックスピンキック。しかし不発でバックを取られた。グラッソ背中に乗ってバックマウント。チョーク!顎の上で絞める。シェフチェンコ外そうとしたが外れない。シェフチェンコタップ!

シェフチェンコまさかのミステイク。その一瞬を逃さずグラッソが新王者に。

グラッソはシェフチェンコのバックブローなどの回転技に合わせてチョークを取る練習をしてきたとのこと。

シェフチェンコはダイレクトリマッチを希望。

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