UFC285:第9試合・コーディ・ガーブラント vs. トレヴィン・ジョーンズ

バンタム級

ガーブラントは2016年にドミニク・クルーズを破ってタイトルを獲得したが、その後6年間で6戦して1勝5敗(4KO負け)。前戦は1年3ヶ月前で、フライ級デビュー戦だったが、カイ・カラフランスに1RKO負け。まだ31歳で、近年は試合間隔も開いているが、やはりフライ級で戦うのは無理があったのか、元のバンタムに戻している。昨年はハニ・ヤヒーラ戦が組まれていたが怪我で流れた。今回、バンタム級2勝2敗のフリオ・アルセとの試合が組まれていたが、アルセの負傷によりトレヴィン・ジョーンズに替わっている。

元DEEPERのジョーンズは、DEEPでは元バンタム級王者大塚からチョークで一本勝ち。UFCデビュー戦ではフランク・エドガーのスパーリングパートナーだったティムール・ヴァリエフから逆転KO勝ち(試合後マリファナが検出されノーコンテスト)。続くマリオ・バティスタ戦でも2RKO勝ちしたが、そこからカクラモノフ、バシャラート、バルセロス相手に3連敗中。4連敗するとさすがにリリースが濃厚となる。プロデビュー戦の相手は同じグァム在住のRIZINレギュラー選手・カイル・アグォンで、アグォンとは3度対戦して2勝1敗。

右ミドルを入れたガーブラント。またミドル。詰めていくジョーンズだが距離をキープするガーブラント。スライディングしてインローを蹴るガーブラント。またミドル。ジョーンズもミドルを返した。ワンツーを入れるガーブラント。右ボディ。アリシャッフルで挑発するガーブラントだが、自らは間合いに入らず待ちの姿勢。また右ボディ。ジョーンズ出るがサークリングするガーブラント。ジョーンズのハイに右オーバーハンドを合わせたが空振り。残りわずかでサークリングしていくガーブラント。ホーン。

1Rガーブラント。

2R。ミドルを入れたガーブラント。そこに右フックで飛び込んだジョーンズだが、ガーブラントかいくぐってタックルでテイクダウン。ジョーンズ亀になり立った。ガーブラント離れる。ガーブラントタックル。ジョーンズギロチンで引き込んだ。ノーアームで絞めたが首を抜くガーブラント。ジョーンズのガードに。パスを狙う。背中を向けたジョーンズからハーフバック。チョーク。顎の上で外されるが、両足フックしてバックマウントに。立ち上がったジョーンズ。ケージ際で正対するが、離れ際に膝を入れたガーブラント。残り1分。ケージ際でサークリングするガーブラントにジョーンズタックル。受け止めたガーブラント。膝。ホーン。

2Rガーブラント。

3R。距離を取りサークリングするガーブラント。ジョーンズのハイは空振り。サークリングするガーブラント。倒すしかないジョーンズだが出られない。ミドルを出したガーブラントに組もうとしたジョーンズだが、ガーブラント引き剥がす。手が出ないジョーンズ。見合いが続いてブーイングが飛ぶ。ジョーンズの左がヒット。ガーブラント下がった。さらに追い打ちのパンチがヒットするが、ガーブラントクリンチでしのいだ。離れる。ジョーンズのワンツーがヒット。ガーブラント組んでケージに押し込むが、入れ替えるジョーンズ。四つからテイクダウン。下から足関を狙うがジョーンズ立ち上がり足を引き抜く。またガードに入るが攻められない。タイムアップ。

三者29-28でガーブラント勝利。

ジョーンズ相手にこの勝利では復活からは程遠いが、それでも勝ちたかったのだろう。

一方、3連敗中のジョーンズは勝負に行くべきだった。この内容ではリリースされても文句は言えない。

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