UFC285:第7試合・ヴィヴィアニ・アロージョ vs. アマンダ・ヒバス

女子フライ級。ヴィヴィアニ8位、ヒバスはストロー級の9位。

パンクラス女子ストロー級女王のヴィヴィアニ。UFC5勝3敗。パンクラスでは三浦彩佳・藤野恵実の顔面をパンチで破壊して勝利した。前戦は今日のセミでタイトルに挑戦するアレクサ・グラッソと対戦し、大きな差はなかったものの、全ラウンドで手数で下回り判定負け。元々ストロー級で戦ってきたこともあり、フライ級では体格的にやや劣る。しかし、前回対戦したグラッソ、そして今回の相手ヒバスは、同じく元ストロー級の選手。

ヒバスはUFCデビューからストロー級で3連勝したが、その後はフライ→ストロー×2→フライ×2と階級が固定されていない。これは本人の要望で、階級を定めず、両方の階級で戦っていきたいとのこと。昨年はストロー級のミッシェレ・ウォーターソン戦が組まれていたがウォーターソンの負傷で試合消滅。フライ級1位のチューケイギアンと戦う試合が組まれたため、またフライ級に戻している。バックボーンは柔道で、首投げ→袈裟固めの柔道ムーブが得意。チューケイギアンからも首投げからの袈裟固めで押さえ込んだものの、スプリット判定で敗れている。

ローの蹴り合い。ヒバスタックルに入ったがヴィヴィアニ飛びつきギロチン!けっこう深く入っていたが、首を抜いたヒバス。すぐにパウンドを入れていく。ヴィヴィアニが腕十字を狙うが、サバいてハーフにした膝す。脇を差してハーフから起き上がってきたヴィヴィアニ。ドッグファイトで上から潰そうとするヒバスだが、ヴィヴィアニ立ってスタンドへ。パンチで出る。ジャブ。出たところにヒバスも左を返す。ワンツー。ヴィヴィアニの右が顎を捕らえた。ワンツー。ヒバスもパンチを打ち返すが、ヴィヴィアニ詰めてきた。ホーン。

1Rややヒバス。

2R。ヴィヴィアニが出ていくが、ヒバスのパンチをもらってダウン!立とうとしたが足がふらついて下に。押さえ込んでパウンドを入れるヒバス。ヴィヴィアニディープハーフから潜ろうとするが、枕を取って上半身を固めるヒバス。そのままパウンドを入れていく。下で身動きが取れないヴィヴィアニ。押さえ込みが固い。打ちながらクォーターマウントに。強いパウンド。亀になったヴィヴィアニ。バックマウントを狙うヒバス。両足フックは防いだヴィヴィアニだがハーフバック。バックから殴る。ホーン。

2Rヴィヴィアニ。

3R。ヴィヴィアニ詰めていくが、下がりながらパンチを当てているヒバス。ボディから顔面に打ち込む。出ているのはヴィヴィアニだが、当てているのはヒバス。バックキック、飛び膝。もらっても出るヴィヴィアニ。またバックキックを入れるヒバス。左ハイから右ストレート。テイクダウンしたヒバスだがヴィヴィアニ下から腕十字。最後のチャンスか。クラッチして耐えるヒバス。肘を抜いて防ぎきった。インサイドから鉄槌連打。パウンドを打ちながらハーフに。タイムアップ。

29-27、30-26、30-27の3-0でヒバス勝利。これでフライ級でもランキング入りが濃厚に。

フライ級でトップ5と、ストロー級なら元王者のカーラ・エスパルザと対戦したいというヒバス。

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