バンタム級5分5R。ヤン2位、ドバリシビリ3位。
ヤンは王者スターリングと2度対戦し、1度はリードしながらも反則負け、2戦目は接戦ながらバックキープされたのが響いての判定負け。さらに前戦ではショーン・オマリー相手にリードした試合展開ながら、偏った判定結果が下され、2試合連続でのスプリット判定負け。しかし現在でもUFCバンタム級最強のイメージは持ち続けている。
ドバリシビリは王者スターリングと同門。1試合平均5回の超絶テイクダウン能力を持つ一方、テイクダウンしてからは押さえ込まずに立たれている(その後またテイクダウンを奪うため、テイクダウン回数が増えがち)。7連勝するも、テイクダウンばかりの地味なスタイルで人気は上がらず、なかなかチャンスが与えられなかったが、前戦ではレジェンドのジョゼ・アルドと対戦。アルドからはテイクダウンを奪えなかったが、ケージに押し込んで体力を削る展開で判定勝ち。8連勝でトップ5ランク入りしている。今回が初のメインとなる。
ドバリシビリタックル。バックに回った。すぐに振りほどいて離れる。ドバリシビリシングルレッグ。切ったヤン。ドバリシビリロー。ヤンもロー。またタックル。今度は足に触らせずに切った。そしてカーフキックを入れるヤン。パンチからミドル。ドバリシビリタックル。シングルレッグ。キャッチしたが引き剥がすヤン。またシングルレッグ。キャッチして軸足を払って倒そうとするがこらえるヤン。離れた。またカーフ。またシングルレッグ。切った。ドバリシビリもカーフ。ちょっと嫌がったヤン。首を抱えてがぶろうとするドバリシビリだが振りほどくヤン。ジャブを入れるドバリシビリ。y版が逆にタックル。が、かわして上になったドバリシビリ。ヤンケージ際で立つ。首をギロチンにかかえて膝を入れるドバリシビリ。抱えているのみ。ヤンはパンチを返す。ホーン。
1Rドバリシビリ。
2R。ヤンがジャブで出る。シングルレッグに入るドバリシビリ。倒したが押さえ込ませず立った。またカーフを入れるヤン。ジャブを突くヤンにドバリシビリがカーフ。効いた。蹴られた足を引いてスイッチしたヤン。足を殺されたか。ケージに詰まってパンチを打たれるヤン。ドバリシビリ満を持してタックル。テイクダウン。バックに回る。ヤン立って振りほどいたが、立ちがり際にボディブロー。ヤンステップできない。ドバリシビリがハイ。ディフェンスするだけのヤン。が、ドバリシビリの蹴りをキャッチして倒した。ヤンが上に。ドバリシビリ背中を向けて立つ。反転して正対。離れた。ヤン後退。カーフを蹴られた左足が厳しい。またタックルで倒された。ヤン立ってスタンドバック。向き直ったところでまたギロチンに抱えたが放したドバリシビリ。強引に首投げを狙ったドバリシビリだがスッポ抜けて下に。パウンドを落とすヤンだがホーン。
2Rドバリシビリ。ヤンはカーフキックを蹴られた左足に相当ダメージがある。試合中の回復は難しいか。
3R。元気なドバリシビリ。パンチからタックル。切ったヤン。相変わらずサウスポーに構えるヤンだが、これでは自分も右のカーフが蹴れない。ドバリシビリシングルレッグ。切ったヤン。しかしすぐまた出ていくドバリシビリ。切った。すぐにまた出ていくドバリシビリ。パンチからタックル。スタンドバック。正対したヤン。逆にダブルレッグを狙ったが、諦めて離れた。ドバリシビリすぐまたタックル。ダブルレッグ。こらえるヤンだが背中を向けてスタンドバック。倒した。すぐ立つヤン。正対し離れた。シングルレッグ。倒した。すぐ立ったヤンだ。しかしまたシングルレッグ。ジャブのようにシングルレッグを出していく。またバックに回る。ヤン足をつかんでシングルレッグに。スクランブルで上を狙ったドバリシビリだが離れた。ドバリシビリ投げを狙ったがスッポ抜けた。ヤンまたオーソに構えている。ホーン。
3Rドバリシビリ。
4R。ミドルを蹴るヤン。左。詰めてきた。しかしドバリシビリがパンチを入れる。そしてタックル。また背中を向けた。正対した瞬間に倒した。すぐまたバックを取らせて立ったヤン。ケージに押し込むヤン。ダブルアンダーフックで背中でラッチするが、差し返して離れるドバリシビリ。またオーソに構えたヤン。右のカーフを蹴るが、逆に蹴られる。スイッチしたヤン。休まず打撃を入れていくドバリシビリ。シングルレッグ。切った。休まず攻めるドバリシビリ。タックルからバックを狙う。ギロチンでがぶるドバリシビリ。引き剥がしたヤン。ホーン。
4Rドバリシビリ。ヤンは左目が塞がってきている。
5R。オーソに構えるヤンにドバリシビリカーフ。スイッチしたヤン。首をギロチンに抱えたが放した。どんどん出るドバリシビリ。タックル。切ったヤンだがケージを背負ったところでまたタックル。スタンドバック。倒したがすぐ立つヤン。また倒したがまた立つヤン。とはいえ防戦一方の展開。ドバリシビリ放した。ワンツーをヒット。ケージを背負っている。またタックル。テイクダウン。すぐに背中を向けて立つ。向き直った。離れるドバリシビリ。パンチを入れるドバリシビリ。ヤン打撃もディフェンスのみになっている。またシングルレッグ。踏ん張りが利かず倒されたヤン。座った体勢。バックを取られるが立つ。放したドバリシビリ。しかしすぐまたタックル。休まない。攻め続けるドバリシビリ。パンチ・前蹴り。またタックル。ヤンスクランブルで脱出。またタックル。放してパンチを打ち込むドバリシビリ。タイムアップ。
5Rで実に49回のタックルを仕掛けたドバリシビリ。テイクダウン成功は11回。
三者フルマーク50-45でドバリシビリ完勝。ヤンのここまでの完敗は初めて見た。2Rのカーフキックを効かせられたところから流れは一方的になった。
終わってようやく握手するドバリシビリ。
次の対戦相手を聞かれると、「チャンピオンにはもちろんなりたい。誰でも自分と戦いたい相手がいれば戦う。アイムハングリー」
しかし王者アルジャメイン・スターリングはセラロンゴの同門。5月にヘンリー・セフード相手に防衛戦を行うが…。