215ポンドキャッチウェイト。本来は両者ライトヘビー級で、クリロフ6位、スパン8位。2月に組まれていたが、クリロフが試合当日に体調不良で欠場となり、試合がキャンセルとなっていた。
クリロフは一時5連勝したこともあるが、UFCと契約で揉め、FNGでキャリアを積んだ後に再契約。再契約後は2勝4敗と期待した勝ち星が上がっていなかったが、そこから2連勝して星を五分に戻し、ランキングも過去最高位につけている。極真出身のストライカー。ウクライナ出身だが現在はロシア在住。ウクライナからの分離独立を宣言した(国際的には未承認)ルガンスク州の出身で、クリロフも分離独立を支持している。ヒョードルなど一部のウクライナ出身選手のように、クリロフもまた自分はロシア人であると公言している。ニックネームの「ザ・マイナー」は炭鉱労働者という意味。
スパンは前回ランキング7位でタイトル挑戦経験のあるドミニク・レイエスに1RKO勝ちしてトップ10入り。しかし体重オーバーした上に、レイエスが3連敗中だったことも考慮に入れる必要あり。勝った試合の半数近くがギロチンでの勝利。207cmの長いリーチを持つ。
いきなりパンチで出たクリロフ。スパンが組んでいく。ボディロック。投げを狙うクリロフ。スクランブルで上を取ろうとしたが、上になったのはスパン。クリロフシングルレッグで兎を狙うが、スパンアナコンダチョーク。組み直して得意のギロチン。けっこう深いか?しかし外したクリロフ。バックに回るがスパン立ってスタンドバック。倒した。向き直ってシングルレッグに入るスパンに逆にギロチン。下になって外したスパンだが、クリロフバックに。バックからパウンド。腰を浮かせて前に落としたスパン。ガードに入ったスパンだがクリロフの三角!捕まってタップアウト!
スパンは上を取り返したところまでは良かったが、クリロフが三角で待っていたところにまんまと嵌ってしまった。