UFC on ESPN+79:第6試合・ハファエル・アスンソン vs. デイビー・グラント

バンタム級

WECから統合された2011年からUFCに上がり続けているベテランアスンソン40歳。7連勝の後、かつて勝っているT.J.ディラショーに判定負け、そこからスターリング・マルロン・モラエスなどに勝って4連勝としたが、モラエスとの再戦で敗れて連勝が止まると、そこから逆に4連敗。ランキングからも外れ、前戦ではビクター・ヘンリー相手にリリースがかかる試合となったが、ヘンリーの攻撃が届かない位置をキープし、攻撃を封じて判定勝ちで4年ぶりの勝利。

2013年のTUF18準優勝のグラントも37歳のベテラン。しかしTUF後は3年のブランクがあり、その後も長期欠場などがあって、10年で11試合目。ここまで前座戦線で5勝5敗の五分。2試合連続KO勝ちで2連続パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト受賞、そこから2連続判定負けもいずれもファイト・オブ・ザ・ナイト受賞とボーナス常連だったが、前回ルイス・スモルカにKO勝ちした時はボーナスから外れてしまった。

右を入れたアスンソン。スイッチを繰り返す。パンチを入れながら足をキャッチしてテイクダウンしたアスンソンインサイドから肘。グラント三角。足をサバいてバックに回ったアスンソン。首を狙うが立ち上がったグラント。離れる。スタンドでパンチを打ち込むグラント。インロー。ワンツーからハイ。アスンソンもインローを返した。スタンドで手を出していくグラント。ワンツーがヒット。さらに膝。アスンソンちょっとスタンドで押され気味。残り30秒。パンチで出たグラントに組み付いたアスンソンだが、自ら離れた。ホーン。

1Rグラント。

2R。ワンツーを入れたグラント。インロー。アスンソンシングルレッグ。ケージでこらえたグラント。パンチで出たグラントに組んだアスンソン。ダブルアンダーフックからテイクダウン狙い。大内テイクダウンからバックについて膝をつかせた。立ち上がって正対しようとするグラントだが、なおも放さず倒したアスンソン。バックに。両足フックしたがホーン。

2Rは打撃は五分かややグラントだが、後半テイクダウンからバックを制したアスンソンか。

3R。打撃で出るグラント。アスンソン下がって距離を取りつつ右をヒット。しかしケージに詰まった。グラントの右はあkラブリ。しかしなおも詰める。組もうとしたアスンソンだが組めず。どんどん出るグラント。また組み付いたアスンソンだが引き剥がされる。グラントパンチから右ハイ。なおも出る。右フックがヒットしぐらついたアスンソン。グラントパンチのラッシュ!下がって距離を取るアスンソンを追いかける。アスンソン組み付いたが引き剥がされた。なおも出るグラント。アスンソンタックル。足首を掴んでテイクダウン。残り半分。ダウンの印象を覆す必要がある。が、立たれた。グラント打撃で出る。ケージを背負うアスンソン。グラントの左がヒット。サークリング出来ず打撃をもらうアスンソン。タックル。シングルレッグ。ケージでこらえるグラント。しかしグラントケージを掴んで減点1。グラントなおも出るパンチを打ち込む。バックブロー。ダウン気味に倒れたがタックルで凌ぐアスンソン。持ち上げたがグラント絡んだ足で横三角。アスンソン落ちている!グラント一本勝ち!

1点減点で残りわずか、勝つためには10-8にするくらいの攻めが必要だったグラント。際どいところでタックルで倒して上になったと思われたアスンソンだが、グラントの苦し紛れと思われた横三角で落とされてしまった。まさかの決着。

敗れたアスンソン、グローブを置いて引退表明。8連勝で王者ディラショーにも勝っていたが、ついにタイトル挑戦までは到達できず。

2Rまでは20-18×2アスンソン、19-19の2-0イーブンだったので、3R10-8グラントでも減点で9-8・29-27×2、27-28でスプリット判定勝ちだったところでの逆転負けだった。

タイトルとURLをコピーしました