UFC286:第11試合・マービン・ヴェットーリ vs. ロマン・ドリーゼ

ミドル級。ヴェットーリ4位、ドリーゼ9位。

イタリアのヴェットーリは2021年に5連勝してイスラエル・アデサニヤのタイトルに挑戦したが、テイクダウンを狙う→テイクダウンしても立たれるの展開で、特に見せ場のないまま判定負け。次戦で同じ元挑戦者のパウロ・コスタと組まれ、強打のコスタの一発を封じて手数で上回り判定勝ち。前戦は昨年9月のパリ大会で、ランキング1位のウィテカーに距離を取られて打撃をもらう展開で判定負け。29歳。

ジョージアのドリーゼはUFC6勝1敗で現在4連勝中。勝ってもなかなかチャンスが与えられなかったが、昨年12月に負傷選手の代役として、10日前にジャック・ハーマンソン戦が決定。グラウンドで下になる展開から足関を仕掛け、背中を向けたハーマンソンをカーフスライサーに捕らえると、カーフスライサーで固めたままうつ伏せのハーマンソンにパウンドを打ち続けてTKO勝ちという珍しい結末でランキング入りを果たした。前戦だけでなく、けっこう足関を仕掛けることが多いフットロッカー。直前記者会見では勝ってタイトル挑戦とアピールしていたが、棚ボタでのランクイン→4位の選手に勝っただけでタイトル挑戦までたどり着けるかどうか。

ローを蹴るヴェットーリ。ドリーゼワンツー。さらにワンツーが入り。ヴェットーリちょっと効いた。ヴェットーリまた出てきた。左ミドル。パンチの打ち合い。出てきたドリーゼに右を入れた。ローの蹴り合い。ドリーゼ右ハイ。パンチが交錯する。ドリーゼの右がヒット。右。右。右。ひたすら右を打ち込む。ヴェットーリ打ち返しているがケージを背負った。ドリーゼワンツーホーン。

1Rドリーゼ。

2R。右を振って出るドリーゼ。また右。打ち返すヴェットーリだが、ドリーゼはもっと打ってこいと挑発。右フックを打ち込む。残り90秒でドリーゼシングルレッグ。しかしこだわらずに放した。残りわずかで出ていくドリーゼだが、そこに左を合わせたヴェットーリ。ホーン。

2Rは手数でややヴェットーリ。

3R。詰めるドリーゼにジャブを入れるヴェットーリだが、ドリーゼ間合いの中まで入っていってパンチを入れる。クリンチして右フック連打。ジャブを入れるヴェットーリだがドリーゼは右を連続で打ち込む。ワンツーがヒットしまっすぐ下がったヴェットーリ。右フックヒット。左を当てたヴェットーリだが、ドリーゼも右を当て返す。ドリーゼ残り45秒でタックル。しかし引き剥がされる。ケージに詰めて右フック。ヴェットーリも蹴りを返す。組みに行くが引き剥がされた。ひたすら右を出すドリーゼ。タイムアップ。

29-28×2、30-27の3-0でヴェットーリが勝利。会場はブーイング。

1、3Rは手数がほぼ五分だった。ローはあまり評価されないかと思ったが。

割れたのは1R。2R・3Rは三者ともヴェットーリ。

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