UFC286:第9試合・クリス・ダンカン vs. オマール・モラレス

ライト級。

地元イギリスのダンカンはUFCデビュー戦。Bellatorヨーロッパ大会に3度出場しすべてフィニッシュ勝利していたが、2021年10月にコンテンダーシリーズ出場し、2RKO負けでMMA初黒星。昨年2度目のチャンスを与えられると、1Rにパンチを貰いぐらつき、KO負けも時間の問題と思われたところで右をビッグヒット。ダウンを奪ってパウンドで失神させ、大逆転KO勝ちでUFCとの契約を決めた。9勝のうち7つがKOでのもの。29歳。

ベネズエラのモラレスはUFC3勝3敗。キルクリフFC所属。1月に試合が決まっていたが負傷欠場。今回は逆に負傷選手の代役として出場が決まった。昨年5月の前戦は、UFC1勝1敗のウロス・メディチにパンチを貰ってダウンし、立ったがクリーンヒットをもらい続けてTKO負け。もう37歳で若くない。

オッズは微差でデビュー戦のダンカンがフェイバリットだが、地元補正もあるか。

ダンカンが詰めていく。カーフキック。牽制の蹴りを入れ合う。右を入れるダンカン。モラエスワンツー。飛び込む素振りを見せるダンカンだが飛び込まない。右を当てた。モラレス右のダブルを入れるが、ダンカンまた詰めて右。両者いきなりストレートを出していく。ミドルにバックブローを返したモラレス。ダンカンタックル。切られた。詰めてワンツーを入れるダンカン。残り1分。大きな差はない。パンチがヒットしダンカン効いた!足元がぐらついている。しかし逆に右を入れたダンカン。ダンカンまたタックルに。止められたが肘を入れるダンカン。ホーン。

1Rモラレス。

2R。ダンカン詰めると今度はすぐにタックル。ケージでこらえるモラレスだがスタンドバックに。寝かせようとするダンカンだが、片膝を着いてこらえるモラレス。片足をフックしてバックから殴る。モラレススイッチで返すとすぐに立って離れた。ローを蹴るダンカン。お互いいきなりの右。ダンカンまたタックル。ケージに押し込みダブルレッグ。こらえるモラレス。離れた。ダンカンまたタックルへ。しかし倒せず離れた。残りわずか。手が出ない両者。最後に打撃で出たモラレス。ホーン。

2Rモラレス。

3R。ダンカン打撃で出る。ワンツー。右ミドル。手数を増やしてきたが、モラレスも同じだけ返す。モラレスのカーフキックでスリップダウンしたモラレスだがすぐ立ってタックルへ。倒しかけたが、すぐ立とうとするモラレス。片膝を着いた体勢で上から押さえ込むダンカン。立ったモラレスの足を払ってまた膝を着かせる。スイッチで返そうとするモラレスだが返せず。モラレスは余裕のアピールをするが、時間が過ぎていく。一方のダンカンもフィニッシュが必要かもしれない状況だが、バックキープを続ける。残り1分。ようやく立って引き剥がしたモラレス。右を入れる。アッパーもヒット。パンチで出る。ダンカンまたタックル。モラレスカウンターのキムラを狙うが倒したダンカン。タイムアップ。

30-27モラレス、29-28ダンカン、29-28ダンカン。スプリットでダンカン勝利。

「ボーナスを狙う試合をする」といっていた割には泥臭い勝利だったダンカン。ギリギリの判定勝ち。

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