UFC286:第6試合・リローン・マーフィー vs. ガブリエル・サントス

フェザー級

地元イギリスのマーフィー。デビュー以来12戦無敗、UFCでも4戦3勝0敗1分けの31歳(引き分けた相手はズバー・ツフゴフ)。昨年5月に自転車に乗っているところを車に追突され大怪我を負ったため、1年5ヶ月ぶりの試合となる。前戦はプレリムメインに登場するマクワン・アミルカーニ戦で、1Rテイクダウンされ、コントロールされ続ける展開から、2R開始直後のタックルに合わせたカウンターの膝でダウンを奪い、パウンドで失神KO勝ち。勝ったとはいえ、中堅のアミルカーニ相手に1Rドミネイトされていたのは気がかり。31歳。

当初はナゼニエル・ウッドと対戦予定だったが、ウッドが負傷欠場。試合9日前になって、LFAフェザー級王者ガブリエル・サントスの代役出場が決まった。ブラジルのサントスはここまで10戦全勝。1月のLFAフェザー級王座決定トーナメント決勝戦では3Rにパンチで攻め、最後はボディブローでKO勝ち。26歳。

サントスがレッグダイブ。テイクダウン。しかしすぐ立ったマーフィー。サントス強引に首投げを狙うが潰されて下に。下から三角。胸を張ってディフェンスするマーフィー。パウンドを入れて立った。サントスすきを見て立つ。両者スタンド。カーフキックを入れたサントス。またカーフ。スイッチしたマーフィーに今度は左ミドル。マーフィー右をヒット。またスイッチしてジャブ。サントスまたカーフキックを右足に入れる。カットしていないマーフィー。サントス今度はシングルレッグで倒したが、立ち上がり際に背中を蹴る。近い間合いでの打撃戦が続く。両者手数が多い。サントス飛び膝からパンチを入れるとタックルへ。テイクダウン。ケージを使って立ったマーフィー。離れる。サントス左ボディ。残り30秒。出てきたマーフィーに左を合わせた。マーフィーの蹴りをキャッチして出ると飛び膝。ブロックしたマーフィー。ホーン。試合終了後に額を付けてにらみ合う両者。

1Rサントスはテイクダウンしてから特に攻められてはいないが、手数が五分なだけにサントスに入るか。

2R。詰めるサントス。マーフィーの左がヒット。サントスタックルに。切って膝を入れるマーフィー。ケージに押し込んだ。頭をつける。マーフィー投げてテイクダウン。サイドで押さえ込む。サントス前転してガードに戻したが、マーフィーボディにパウンド。サントス下からハイキックを入れて立った。緊急出場のサントス、ちょっと疲れたか。マーフィーが手数を出していく。サントス出ていく。ワンツー。マーフィーのハイは空振り。お互い左をヒット。サントスのカーフキックでマーフィースリップダウン。立ったが蹴られた足を引いている。サントスシングルレッグ。テイクダウン。サイド。マーフィー亀になるとバックに回り四の字ロック。チョークを狙うサントス。腕をつかんで防いでいるマーフィーだが、バックから抜け出せない。サントスバックから腕十字へ。クラッチして耐えたマーフィー。ホーン。

2Rサントス。

3R開始時にハグする両者。サントスカーフキック。マーフィーまたスイッチ。ワンツーを入れた。サントスミドルからタックルへ。ケージでこらえるマーフィーをシングルレッグで倒した。亀になったマーフィー。バックを狙うサントスだが、足のフックをされる前に立った。肘を入れて離れる。手を出していくマーフィー。サントス下がらない。しかし疲れからか手数が減っている。マーフィーが手を出し続ける。またカーフ。右がヒット。残り1分でサントスまたタックル。リフトして中央まで持っていきテイクダウン。マーフィーのガード。肘を入れるサントス。またバックに回るがマーフィー立った。残りわずか。放してハイ。マーフィー出ていくがタイムアップ。

29-28サントス、29-28マーフィー、29-28マーフィー。スプリットでマーフィーが無敗をキープ。

2Rはサントス、3Rはややマーフィー。1Rで割れたか?サントスも緊急出場ながら互角以上に戦った。

割れたのは2R。ヒット数で上回るマーフィーに対し、カーフでスリップダウンを奪ったサントスがその後バックキープしていたが、有効打数を埋めるだけの攻めがなかったと見たジャッジが2人。カーフも効いたと見るか、単にスリップしただけと見るかによってかわってくるかもしれない。

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