PFL2023#01:第8試合・モヴィッド・ハイブラエフ vs. 工藤諒司

フェザー級リーグ戦。

優勝候補ハイブラエフは2019年のPFLでは準決勝でダニエル・ピネダに29秒KO負け(後にピネダの禁止薬物使用が発覚しノーコンテストに)。2021年にもPFLに出場し、PFL2018・19年優勝のランス・パーマー、昨年優勝のブレンダン・ラウネーン、準優勝のクリス・ウェイドにすべて判定勝ちで優勝し100万ドル獲得。しかし昨年は負傷のため欠場。1年半ぶりの試合。

工藤は2021年に修斗でSASUKEとフェザー級王座決定戦で対戦したが、判定2-0で敗退。昨年PFLに出場し、初戦で優勝したラウネーン相手に判定負けしたが、1Rダウンを奪う健闘を見せた。フィニッシュしなければ予選敗退が決まっていた2戦目は、アレハンドロ・フローレスに1RKO勝ち。しかし、トーナメント準決勝ではバッバ・ジェンキンスにテイクダウンからチョークを決められ一本負けした。

タックルに入ったハイブラエフ。工藤反応良く切った。ハイブラエフまたタックルに来るとなんと引き込み。上からハーフで押さえ込もうとする工藤だが、ハイブラエフが上を取り返しタックルへ。ケージ際で尻もちを着いた体勢の工藤。しかしケージを使って立つ。なおもボディロックから投げを狙うハイブラエフ。オーバーフックして耐える工藤だが投げられる。すぐに立つがスタンドバックになっている。また投げて倒したハイブラエフ。ハーフバック。工藤絡まれている足を抜いて片膝をついた体勢に。工藤立つがすぐに倒したハイブラエフ。背中をつけさせる。工藤Zガードから背中を向けて立ちに行くが、ハイブラエフハーフバックに。正対した工藤だがハーフで押さえ込まれている。残り1分。亀になった工藤。ハイブラエフバックマウントからチョーク。しかし反転して防いだ工藤。また亀になりチョークを狙うハイブラエフだが、工藤ディフェンスしている。ゴング。

1Rハイブラエフ。工藤良く凌いだが、体力も工藤の方が使う展開なので苦しい。

2R。左右のパンチから左ハイを放った工藤だが距離を取りかわすハイブラエフ。前蹴り。ハイブラエフはじわじわと詰めるのみで様子をうかがっている。パンチで出た工藤だがハイブラエフに組み付かれた。またボディロック。テイクダウン。ケージに背を預けて座った体勢の工藤。背中を向けた工藤。体重を預けて立たせないハイブラエフ。寝かせようとする。腰を抱えて寝かせた。工藤のガードに。密着したまま殴っていくハイブラエフ。工藤また背中を向けて立とうとするが、ハイブラエフがボディロックでコントロールしたたせない。なんとか上半身を起こした工藤だが、また寝かされる。ハーフで固めるハイブラエフ。ゴング。

2Rハイブラエフ。もはやKOを狙いに行くしかない工藤。

3R。慎重なハイブラエフ。間合いに入ってこない。工藤がローを放ったタイミングに合わせてタックルでテイクダウン。立ち上がりケージ際まで移動した工藤だが、ハイブラエフはスタンドバックから投げてテイクダウン。ハーフで枕を取られる工藤。工藤半身になり上半身を起こした。背中を向けて立ったが、ハイブラエフボディロックを離さずテイクダウン。また工藤のガードに。三角を狙おうとした工藤だが入らせないハイブラエフ。残り1分。工藤動けず。インサイドから密着したままパウンドを入れるハイブラエフ。スイッチを狙う工藤だが返せず。タイムアップ。

判定30-27×3でハイブラエフ。3点獲得。

3R完全にドミネイトしたハイブラエフが前評判通りに完勝。

工藤も序盤はチャンスがありそうに見えたが、1度テイクダウンを許すと、一度も脱出できないままコントロールされ続けてしまった。

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