UFC287:セミファイナル・ギルバート・バーンズ vs. ホルヘ・マスヴィダル

ウェルター級。バーンズ5位、マスヴィダル11位。

バーンズはウスマンのタイトルに挑戦し3RKO負けしたが、その後スティーブンスに判定勝ち、チマエフに僅差判定負け、ニール・マグニーには1R肩固めで勝利し、ランキング5位以内に踏みとどまっている。36歳。フロリダのキルクリフFC所属。

マスヴィダルは開催地マイアミ出身・在住の地元のヒーロー。UFCでは勝ったり負けたりの中堅クラスだったが、19年にベン・アスクレンをUFC最短KO(5秒)したことで大ブレイク。次戦ではネイト・ディアスとの人気者対決で勝利しBMFタイトルを獲得。UFCでの地位を不動のものとしたが、そこから3連敗中。代役で急遽カマル・ウスマンへのタイトル挑戦が決まったが判定負け。翌年の再戦は2RKO負け。さらに元同門だったが罵り合う関係となってしまったコルビー・コビントン戦ではテイクダウンを奪われる展開で終始劣勢のまま判定負け。試合2週間後に街で会ったコビントンに暴行して傷害で起訴されるというおまけも付いた。負けて4連敗となったら辞めるかもしれないと引退もほのめかしている。

マスヴィダルロー。両者牽制の打撃戦。パンチで出るバーンズに前蹴り。ジャブを打ち込むバーンズ。ワンツー。両者なかなか出ない。マスヴィダル飛び込んでワンツーロー。またロー。バーンズもパンチ・ローを返す。両者の右が空振り。そのまま組もうとしたバーンズだが、マスヴィダル離れる。右を打ち込んだバーンズ。マスヴィダル飛び膝からパンチ。バーンズパンチで出た。ケージを背負うマスヴィダルだが、ワンツーを返して出る。マスヴィダル飛び膝からパンチを放つがバーンズのパンチを貰った。残り10秒でバーンズタックル。ボディロックから後方に倒しテイクダウン。鉄槌連打。ホーン。

1Rバーンズ。

2R。バーンズ出てきた。パンチが入りマスヴィダルダウン気味に倒れる。すぐ立ったが、ケージを背負ったマスヴィダルにタックル。リフトしてケージ中側に倒す。マスヴィダルのガード。密着したまま殴っていくバーンズ。肘。ケージに頭を押し付けるバーンズだが、マスヴィダル上半身を起こす。バックを狙うバーンズだがマスヴィダル前転してスクランブルで脱出を図る。バーンズバックに。マスヴィダルケージ際で正対。そのまま立った。残り1分。胸を合わせたマスヴィダル。バーンズ離れた。マスヴィダルまた飛び膝を放つが、着地にパンチを合わせるバーンズ。ホーン。

2Rバーンズ。

3R。マスヴィダルロー。バックスピンキック。ボディにヒット。バーンズの左がヒット。ジャブ。ワンツーがヒット。マスヴィダルちょっと反応が鈍い。右フックをもらった。マスヴィダルワンツー。右。しかしクリーンヒットせず。バーンズのパンチを貰っている。ケージを背負った。右フックがヒット。右ストレート。パンチで出てくるマスヴィダルだがヒットはしていない。逆にバーンズのパンチはほぼもらっている。マスヴィダルが出ようとしたところにバーンズタックル。受け止めたマスヴィダル。ボディロックからテイクダウン。サイドについている。肘。あえてハーフにしたバーンズ。残り30秒。バーンズ亀になる。立とうとしたところにチョークを狙うバーンズだが、マスヴィダル反転してシングルレッグへ。しかしタイムアップ。

30-27×2、29-28の3-0でバーンズ勝利。

打撃で上回り完勝。

地元の大歓声をもらっていたマスヴィダルだが、3Rはほぼ一方的に攻められていた。これで4連敗。試合後に引退表明。グローブを客席に投げ込んだ。

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