Road To UFC2023:5月27・28日のトーナメント一回戦全体戦カードが決定。

【フライ級 56.7kg以下】
● 鶴屋怜(つるや・れい、日本) vs. ロナル・シアハーン(Ronal Siahaan、インドネシア
● マーク・クリマコ(Mark Climaco、フィリピン) vs. イ・ジョンヒョン(Jung Hyun Lee、韓国)
ジー・ニウシュイエ(Ji Niushiyue/吉牛史约、中国) vs. ビリー・パスラタン(Billy Pasulatan、インドネシア
● スミト・クマール(Sumit Kumar、インド) vs. チェ・スングク(Seung Guk Choi、韓国)

鶴屋怜の初戦はインドネシアのONE PRIDE FCで7戦全勝(5KO)の選手。昨年のRoad To UFCでは、インドネシア勢はレベルが低い選手が多かった。

クリマコはアメリカ国籍で、LFAに参戦中。2021年に堀内佑馬と対戦し、1RKO負けしたのが唯一の敗戦。フィリピン国籍での出場となる。

ROAD FCで活躍するジョンヒョンは鶴屋と同じ20歳で8戦全勝。昨年7月にパンクラスランカーの秋葉太樹と対戦し判定勝ちしている。秋葉はジョンヒョン戦の前戦には鶴屋のパンクラスデビュー戦で対戦し、1Rチョークで一本負け。このジョンヒョンが鶴屋の一番のライバルになりそう。

ニウシュイエは中国の武林風やJCKで11勝2敗。パスラタンはやはりONE PRIDE FCの選手で階級下のストロー級王座を5度防衛している。

クマールはインドなどで7戦全勝の選手。スングクは昨年も出場し、優勝したパク・ヒョンソンに準決勝でKO負け。

バンタム級 61.2kg以下】
● シャオ・ロン(Xiao Long、中国) vs. 野瀬翔平(のせ・しょうへい、日本)
● 上久保周哉(かみくぼ・しゅうや、日本) vs. ジェライスー・バーエゴン(Jieleyisi Baergeng/巴尔耿 杰勒依斯、中国)
● エペライム・ギンティン(Eperaim Ginting、インドネシア) vs. ダーエミィスウ・ザウパースー(Daermisi Zhawupasi/达尔米思 扎吾帕思、中国)
● イ・チャンホ(Chang Ho Lee、韓国) vs. ラナルドラ・プラタプ・シン(Rana Rudra Pratap Singh、インド)

野瀬の初戦は21年にコンテンダーシリーズに出場して判定負けしたシャオ・ロン。内容は完敗で、負けたクリスチャン・キニョネスは昨年9月のUFCデビュー戦ではカリッド・タハに1RKO勝ちしている。

上久保の初戦は武林風・JCKで活躍するバーエゴン。これまではフェザー級の選手で、今回階級を下げて出場する。12勝3敗。

ギンティンはやはりONE PRIDEの選手で6戦全勝。ザウパースーも武林風・JCKに出場している選手。

チャンホはTFCでデビューし、昨年BRAVE CFに出場するも判定負け。それまではフライ級で、前戦からバンタム級に上げている。7勝1敗。シンもまた一昨年にBRAVE CFに出場したが、1RKO負けでMMA初黒星。11勝1敗。

フェザー級 65.8kg以下】
● イー・ジャー(Yi Zha/益扎、中国) vs. アブダル・アジーム・バダフシ(Abdul Azeem Badakhshi、アフガニスタン
● 佐須啓祐(さす・けいすけ、日本) vs. キム・サンウォン(韓国)
● イーブーゲラ(Yibugele/伊布格勒、中国) vs. 神田コウヤ(かんだ・こうや、日本)
● リー・カイウェン(Li Kaiwen/李凯文、中国) vs. レザ・アリアント(Reza Arianto、インドネシア

昨年Road To UFCの決勝で敗れたが、UFCとの契約が決まったはずのイー・ジャーが今回も出場。昨年はSASUKE・松嶋こよみに勝利している。アフガニスタンのバダフシは主にインドでキャリアを積み13勝3敗。

SASUKEの初戦のサンウォンだけ綴りがないが、5勝7敗でブランク2年の選手?ライト級で戦っていた選手なので、同姓同名の別人かもしれない。

追記:

UFCアジアのツイートに綴りあり。

https://twitter.com/UFC_Asia/status/1645592500466245634

韓国Double Gのフェザー級王者で9勝5敗1分け。昨年11月、グァムで行われたBrawlで、1R10分+2R5分、グラウンド膝ありというルールで原口伸と対戦し、1RKO負けしている。

神田の初戦の相手は昨年JCKのライト級トーナメントで優勝した選手で22勝11敗1分け1NC。

ギンティンは例によってONE PRIDEの選手で6戦全勝。ONE PRIDEの選手の戦績はあてにならない。ザウパースーも6戦全勝全フィニッシュ。例によって武林風・JCKが主戦場。

カイウェンはONEで活躍し、現バンタム級王者のファブリシオアンドラージとも対戦するなど9勝3敗の戦績を残した(ONEでは水抜きなしの145ポンド=バンタム級)。21年に上海のUFCパフォーマンス・インスティチュートのUFCアカデミー入り。アリアントはやはりONE PRIDEで5戦全勝。

【ライト級 70.3kg以下】
● ホン・ソンチャン(Seong Chan Hong、韓国) vs. ロン・ジュ(Rong Zhu/茸主、中国)
● 丸山数馬(まるやま・かずま、日本) vs. キム・サンウク(Sang Uk Kim、韓国)
● ウィンドリ・パティリマ(Windri Patilima、インドネシア) vs. 原口伸(はらぐち・しん、日本)
● キ・ウォンビン(Won Bin Ki、韓国) vs. バテボラティ・バハテボラ(Batebolati Bahatebole/巴哈特波勒 巴特波拉提、中国)

ソンチャンはTFCでキャリアを積んでおり9勝1敗。TFCでは佐藤豪則と2度対戦しているが、2度ともソンチャンのローブローノーコンテストになっている。ロン・ジュ(ロン・チュー)は21年~22年にUFCに参戦し1勝2敗でリリース。昨年UAEウォーリアーズに出場し2RKO勝ち。

丸山の相手は昨年韓国のエンジェルスFCでウェルター暫定王座を獲得。続く試合でライト級王座決定戦に出場したがスプリット判定負けしている。7勝2敗。

原口の初戦はONE PRIDEの選手なのでここは楽に勝ちたい。一応、8戦全勝だが、昨年出場して全くダメだった選手たちも同じような戦績。

GLADIATOR王者ウォンビンは昨年も出場し、一回戦は鹿志村に1RKO勝ち、2戦目でジェカ・サラギにまさかのKO負けを喫した。優勝候補。バハテボラは中国だが武林風・JCKではなく、昨年からLFAに参戦しており、1勝1敗。

【非トーナメント戦】
● フライ級:トップノイ・キウラム(Top Noi Kiwram、タイ) vs. ニャムジャルガル・トウメンデムベレル(Nyamjargal Tumendemberel、モンゴル)
● フライ級:シム・カイ・シオン(Sim Kai Xiong、シンガポール) vs. ピーター・ダナソー(Peter Danasoe、タイ)
ウェルター級:ヌエアジ・タイイーラークエ(Nueraji Taiyilake/太依拉克 奴尔阿吉、中国) vs. キム・ハンスル(Han Seul Kim、韓国)
ウェルター級:クリス・ホフマン(Chris Hofmann、フィリピン) vs. ユ・サンフン(Sang Hoon Yoo、韓国)

ワンマッチはフライとウェルター。昨年もワンマッチで勝利したジャン・ミンヤンがUFCと契約しているので、内容次第ではUFC契約のチャンスもあるかもしれない。

昨年トーナメントに出場した元RIZINトップノイと対戦するニャムジャルガルは先月GLADIATORでNavEを7秒KOしフライ級王座を獲得したばかり(返上)。

昨年全員ダメダメだったインドネシアのONE PRIDE勢が今年も全階級に出場しており、実質ボーナス枠。

イベントはアジアのプライムタイムで行われるとのこと。昨年は第1部が15時半、第2部が18時半の開始だった。ファイトパスおよびU-NEXTで配信予定。

 

 

 

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