UFC on ESPN44:第4試合・ランド・バンナータ vs. ダニエル・ゼルフーバー

ライト級。

2013年にパンクラスに参戦し、ゆでたまごの息子に一本勝ちしたバンナータもUFC7年目のベテランに。が、UFCデビュー戦でトニー・ファーガソンを打撃でぐらつかせ、次の試合でバックスピンハイキックでKOした後は、これといって実績を残していない。連敗こそ1度もないものの、4勝6敗2分けで負け越しており、連勝もない。一度フェザー級に落としたが、初戦スプリット判定勝ちの後1Rギロチンで一本負けし、今回からまたライト級に戻す。31歳。

メキシコのゼルフーバーは全勝でコンテンダーシリーズに出場し、勝って22歳でUFCとの契約を決め、「ゴールデンボーイ」の異名の通り将来を嘱望されていたが、圧倒的フェイバリットで迎えた昨年9月のデビュー戦は、0勝1敗のトレイ・オグデンに序盤から様子見で手が出ず、終始ペースを握られたまま、持ち味を出せずに判定負けして、期待を大きく裏切った。今回もUFC10戦のベテラン相手にオッズではフェイバリットではあるものの、小差で期待度は下がっている。185cmの長身。

ローを蹴るバンナータ。蹴りを入れていくゼルフーバー。じわじわと詰める。バンナータ飛び込んでパンチを入れたが、受け止めてケージに押し込むゼルフーバー。引き剥がすバンナータ。パンチを打ち込むゼルフーバー。ぐらついたバンナータ。一気に詰めたゼルフーバー。膝がビッグ・ヒット!ダウンしたバンナータにパウンドラッシュ!足で阻もうとするが打たれている。頭を抱えて打たれるバンナータ。連打を続けるゼルフーバー。止めてもいいがレフェリー止めない。打ち続けるゼルフーバーだがなおも止めない。バンナータようやく体を起こして立った。そこにパンチを入れたが、さすがにラッシュで疲れたのか、残りは様子見するゼルフーバー。ホーン。

1Rゼルフーバー10-8。

2R。両者とも動けている。ゼルフーバーのスタミナ、バンナータのダメージも表向きは問題ない模様。じわじわ詰めるゼルフーバー。バンナータ飛び込んでパンチを入れた。飛び込んでワンツー。飛び込んで今度はタックル。しかし止めるゼルフーバー。離れる。詰めてパンチを入れるバンナータ。ゼルフーバーちょっと手数が減っている。大きな展開のないまま残り1分。ゼルフーバーのハイをキャッチしてテイクダウンを狙うバンナータ。こらえたゼルフーバーだが、膝を着いたところにパンチを入れた。離れる。ホーン。

2Rバンナータ。

3R。パンチで出たゼルフーバー。もらったバンナータ。下がるが追いかけるゼルフーバー。ケージに詰まったバンナータにパンチを打ち込む。距離を取るバンナータ。ジャブを入れるゼルフーバー。バンナータなかなか飛び込めない。ゼルフーバー右ハイ。飛び込むバンナータをバックステップでかわしてワンツー。右ハイがヒット。効いてないアピールするバンナータ。残り1分。飛び込むが距離を取られる。ジャブで近寄らせないゼルフーバー。パンチから左ハイを当てたバンナータだが、今度はゼルフーバーが来てないアピール。最後に飛び込んでハイを放ったバンナータだが、ゼルフーバータックルに入りタイムアップ。

29-27、29-28、30-27の3-0でゼルフーバーがUFC初勝利。

1R10-8つけたのは1人だけ。ほぼKOだったので(というかストップが妥当)10-8でいいと思ったが、その後の動きを見てそれほどのダメージではないと見たのか?2戦目で初勝利のゴールデンボーイだが、負け越している相手に攻めを凌がれると、あとは倒しに行かず安全策での勝利。

バンナータはUFCで初めての連敗。

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