UFC on ESPN44:第2試合・アロン・フィリップス vs. ガストン・ボラニョス

バンタム級

2014年にUFCと契約したが3ヶ月で2連敗してあっという間にリリースされているフィリップス。2020年にコロナで欠場した選手の代役として再契約を果たしたが、初戦はジャック・ショア相手にテイクダウンからチョークを奪われ一本負け。ほぼ防戦一方で、6年間の成長を見せることは出来なかった。テコンドー四段のストライカー。その後、3度の試合キャンセル(負傷や病気による)があり、3年近いブランク明けとなる。33歳。

ラニョスはキックがバックボーンで、ムエタイイベントのライオンファイトでタイトル挑戦したこともある。17年にBellatorでMMAデビューし、前座戦線で6勝3敗の戦績を残したが、上位に絡むことは出来ないままリリース。今回がUFCデビュー戦で、Bellator以外での初のMMA出場となる。30歳。

両者ストライカー。打撃戦。ミドルを入れるボラニョス。右ハイ。カーフキック。手数で押忍。フィリップスもパンチで出たがバックステップでかわされる。ボラニョスの右がヒット。また右。ボラニョスが打撃をヒットさせていく展開が続く。残り1分。単発のミドルを入れていくボラニョス。フィリップス飛び膝を見せた。カーフキックでバランスを崩すフィリップス。ホーン。

1Rボラニョス。フィリップスは武器の打撃で上を行かれているだけに厳しい。

2R。フィリップスタックル。切りかけたが倒して上になったフィリップス。サイドで押さえ込む。返そうとしたボラニョスをハーフにして押さえ込む。しかしボラニョスブリッジから脱出。スタンドへ。しかしフィリップスタックルで倒すと一気にマウント!反転したボラニョスだがバックマウントに。四の字バックからチョーク。顎の上で決まらず。またチョークを狙ったが反転したボラニョス。立った。寝ているフィリップスのガードに入ってパウンドを入れる。サイドに回って鉄槌を入れるがフィリップス立った。ボラニョス打撃で出る。棒立ちで打たれるフィリップス。バック肘。ホーン。

2R終盤まではフィリップスが制していたが、ラスト30秒のパウンド&その後のスタンドの打撃でジャッジの判断が割れそうな内容。

3R。詰めていくフィリップス。タックル。ケージに押し込むとシングルレッグ。四つから強引にバックを狙ったフィリップス。前に落ちたが三角を狙う。しかしボラニョス首を抜いて脱出。フィリップス下で立たずに寝たまま。そこにパウンド連打を入れるボラニョス。打たれているフィリップス。疲れがあるのか。ようやく立ったがまたパンチを打ち込まれる。距離を取った。ボラニョスバック肘を放つが、そこにタックルを合わせてテイクダウン。バックに回り四の字バック。チョークを狙うが警戒されている。バックキープだけでは打撃での劣勢の印象を覆せないと思われるが。バックから肩固め。浅い。放した。細かい打撃を入れ続けてチョークを狙っていくが入らないままタイムアップ。

29-28、30-27×2の3-0でボラニョス勝利。

初の判定勝ち。テイクダウンされ、ポジションを取られた展開が長かったのは課題。

フィリップスは今まで見せなかったテイクダウンからの攻めという引き出しを開けてきたが、下になった後すぐ立たずにパウンドを打ち込まれてしまった。

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