UFC on ESPN44:第12試合・ダスティン・ジャコビー vs. アザマト・ムルザカノフ

ライトヘビー級。ジャコビー13位。

ジャコビーはUFCで何人かいる元グローリー王者の1人だが、UFCをリリース後にグローリーで王者となり、またUFCに舞い戻ってきたのはジャコビーのみ。UFC再デビュー後は6勝0敗1分けと好調だったが、前回はムエタイベースのストライカー・カリル・ラウントリーJr.に激しい打ち合いで手数では上回ったものの、メディアのジャッジがほぼジャコビーを支持する微妙な判定で再デビュー後初黒星を喫した。35歳。

ムルザカノフはコンテンダーシリーズを経て昨年UFCデビューし、ここまで2連勝。コンテンダーシリーズの試合からすべてがKO勝ち。キャリア12戦全勝で、うち9つのKO勝利がある。34歳。重量級では年という部類でもない。3戦目でランカー挑戦のチャンスを得た。

半身でステップしながら前手で牽制するムルザカノフ。ジャコビー牽制のロー。飛び込んで左を入れたムルザカノフ。また左。また飛び込んで左オーバーハンドを放ったがジャコビーブロック。ムルザカノフジャブ。ジャコビーはカーフキック。ムルザカノフワンツー。ジャコビー右ハイ。右を突いたムルザカノフ。ジャコビーダウン。すぐ立ったが詰めてきたムルザカノフ。アッパー。ケージを背負ったジャコビーにパンチを打ち込む。距離を取ったジャコビーだが、ムルザカノフ詰めてくる。また左を打ち込むムルザカノフ。ムルザカノフ一転シングルレッグ。テイクダウン。しかし押さえ込ませず立ち上がるジャコビー。ムルザカノフボディブロー。ジャコビーは前蹴り気味のミドルを入れる。ホーン。

1Rムルザカノフ。

2R。ジャコビーまたミドル。パンチ連打を入れる。詰めるムルザカノフにパンチの連打をヒット。しかしムルザカノフもワンツーを返す。飛び込んで左。また左を入れる。ジャコビーもパンチでプレスしてきた。ムルザカノフ左オーバーハンド。ブロックしているがひたすら左を打ち込む。ムルザカノフまたタックル。しかし脇を差して入れ変えたジャコビー。ケージに押し込む。離れた。出ていくムルザカノフ。ジャブで止めるジャコビー。左を入れるムルザカノフ。今度はジャコビーがタックルを見せたが、見せただけ。左右のフックを放つムルザカノフ。ジャコビーはハイ。ムルザカノフの左でジャコビーダウン!すぐ立つが追いかけてまた左!立ったジャコビーを追っていくムルザカノフ。ひたすら左を打っていく。ホーンに救われたジャコビー。

2Rムルザカノフ。

3R。ジャコビー前蹴り。詰めていく。ジャブを入れるムルザカノフだがジャコビーの左がヒット。ムルザカノフジャブ。ダブル。ジャコビーもジャブをヒットさせる。ジャコビー右ハイ。ちょっとずつ押してきたジャコビー。パンチを入れる。しかしKOが必要。ムルザカノフはスタミナ切れか。手数が減っている。ジャコビー右ボディ。ムルザカノフシングルレッグ。切ったジャコビー。またタックルに来たところを逆にケージに押し込むジャコビー。しかし残り2分。膝を入れて離れたジャコビー。ムルザカノフタックル。また切られた。ジャコビーがタックル。膝をつかせた。バックから殴るとまたタックル。テイクダウン。ケージで立とうとするムルザカノフを押さえながら殴るジャコビーだが、フィニッシュは狙えるのか。立たれた。タックルに入るが倒せず。押し込みから膝つきタックル。しかし切られて肘をもらう。タイムアップ。

三者29-28でムルザカノフが連敗をキープ。

しかし3Rはスタミナが切れていた。ジャコビーはタックルに行くより、打撃でフィニッシュを狙うべきではなかったか。

 

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