UFC on ESPN+80:第5試合・ハニ・ヤヒーラ vs. モンテル・ジャクソン

バンタム級

ベテランの多い今大会の中でも、2002年デビューでキャリア21年のヤヒーラは一際キャリアが長い。日本人との対戦も多く、KID、前田吉朗、水垣、廣田、金原、田中路教と対戦し、KIDと水垣に敗れたが4勝2敗。キャリア40戦でKO勝ちがなく、ほぼ半数の21試合が一本勝ち。UFCでの戦績も13勝4敗1分け1NCとハイアベレージだが、今回含めてメインカードで組まれたことが3度しかなく、プレリム17試合と冷遇されている。昨年、元王者のコーディ・ガーブラントと組まれるというビッグチャンスを得たが、2度にわたりヤヒーラが欠場となり流れたため消滅している。38歳。

ジャクソンはUFC6勝2敗で3連勝中と、こちらもランカーに挑戦してもいい頃だが、ランカー前の門番、実力の割に地位が低いという厄介なヤヒーラとの対戦が組まれた。負けた相手は現ランカーで来週初メインとなるリッキー・シモンと現Bellator8位のブレット・ジョンズ。グレコでオリンピックを目指していたが、負けた試合ではテイクダウンを何度も奪われての敗戦。バンタム級で192cmの長いリーチを持ち、それを活かしてスタンドではアウトボクシング、テイクダウンするとインサイドからパウンドを相手の顔面に打ち込んでいく。30歳。

ともに高アベレージだが、オッズでは今大会一番の大差でジャクソンがフェイバリット。たしかにヤヒーラは脆さもあるが、そこまで差があるか?

打撃戦からシングルレッグに入ったヤヒーラ。足をクラッチして倒しに行くが、こらえたジャクソンが潰して上を取る。ヤヒーラ引き込んでガードに。自ら立ったジャクソン。ヤヒーラが出たが、ジャクソンのカウンターをもらいダウン!パウンド連打!顔面に連打が入り意識が飛びKO!

ヤヒーラ、UFCでは初めてのフィニッシュ負け。今日は自分の展開に持ち込めなかった。

ジャクソンはこれで4連勝。次はランカーだろう。

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