女子フェザー級。両者ともにバンタム級ランカーのブラジル人で、ロサ9位、ドゥモン13位。
UFCではレスリング銀メダリストで昨日Bellatorデビューしたサラ・マクマンにしか負けておらず、5勝1敗。ただし、最初の4連勝はランカー相手の勝利はなく、前戦で初のランカーとの対戦となったが、相手は下位ランカーのランズバーグ。上位ランカー相手の勝利がないままトップ10入りしている。今回はUFCでは初めてのフェザー級契約での試合となる。ローカル時代にはフェザー級で昨年PFLライト級で優勝したラリッサ・パチェコとも対戦しているが2Rギロチンで一本負けした。13歳から始めた柔術がバックボーン。28歳。
ドゥモンは同じく13歳から柔術を始めた。また、散打でも州王者・国内王者となっており、19歳からムエタイを始め、26歳でプロMMAデビュー。UFCデビュー戦でInvictaフェザー級王者のミーガン・アンダーソンに敗れると、その後バンタム級に落とそうとしたが体重オーバー。以降はフェザー級で戦っているが、ここでも1度体重オーバーしている。UFCでは数少ない、ナチュラル女子フェザー級ファイター。バンタムでは1試合しかしていないが、女子バンタム級の停滞のため、いつの間にかランクインし、しかもランキングが上がっている。それ以上に存在意義が微妙な女子フェザー級では現在ランキングがあれば1位の実績を残している。32歳。
スタンドで見合いが続く。両者警戒して手が出ない。パンチで出て組み付いたドゥモン。両脇を差してケージに押し込む。展開なくブレイク。残り40秒。ローを入れるロサ。ドゥモンパンチで出る。右。また飛び込んでワンツー。先手を取る。ロサは待ちの態勢。最後にパンチから首相撲に捕らえ膝。ホーン。
1Rほぼ両者攻めがなく、拮抗しているが、押し込んだドゥモンか。
2R。ドゥモンがパンチで先手を取る。ロサも入ってくるところにパンチを返し打ち合いに。しかしドゥモンが出てロサ少しずつ下がる。また組んでケージに押し込んだドゥモン。しかしテイクダウンを狙うわけではなく押し込むのみ。両脇を刺されているロサ。放してワンツーを入れて離れるドゥモン。今度はロサがパンチから組み付いてケージ押し込み。テイクダウン狙い。ダブルアンダーフック。しかし差し返された。ケージ膠着が続く。そのままホーン。
2Rはヒット数でロサ。
3R。首相撲から膝を入れたロサ。ロサパンチ連打で突進。ケージまで下がったドゥモンに組み付くが、ドゥモンが脇を差し返して入れ替える。また入れ変えたロサ。テイクダウンを狙うが、ドゥモンが首投げで投げた。しかし自ら立つ。スタンド。ロサのワンツーでドゥモンダウン!すぐ立ったが、ロサケージに押し込み肘。首相撲から膝。入れ替えるドゥモンだが、ロサがまた入れ替えて押し込み。残り30秒で離れた。ようやく打撃で打ち合う両者。ロサ四つに組むと投げた。立つドゥモンにバック肘。タイムアップ。
三者29-28でドゥモン勝利。
僅差の2Rをドゥモンが取っていた。しかしこれでフェザー級王座に挑戦の資格があるかというと疑問。
ロサは3Rに攻めたが、やるなら2Rからだった。