Bellator295:第1試合・アレクセイ・シュルケヴィッチ vs. 菊入正行

ウェルター級。

シュルケヴィッチは2021年10月のBellatorロシア大会でBellatorデビュー。Bellator1勝1敗の相手に1RパウンドでKO勝ち。その後はロシアのローカル団体で戦ったが2RKO負けしている。パンチ主体のストライカー。

キックをベースにパンクラスウェルター級王者となった菊入。デビュー当時はライト級で4連勝していたが、元UFCファイターの粕谷に1RKO負けでキャリア初黒星。2020年に階級をウェルターに上げたが、元王者の村山に押さえ込まれる展開で判定負け。2021年、元王者で村山に勝っている三浦広光を前蹴りで腹を効かせダウンを奪いパウンドでKO勝ちすると、村山と組まれた暫定王座決定戦では、タックルをほぼ切り、打撃でプレスし続けてリベンジを果たした。昨年は試合をしておらず、1年半ぶりの試合となる。キャリアで外国人選手との対戦経験はないが、プーケットのタイガームエタイUFCやBellatorに出場している選手と練習してきたとのこと。

ローを蹴る菊入。またカーフキック。シュルケヴィッチがパンチで詰めてくる。飛び込んで右がヒット。菊入はプレッシャーを受けて下がり気味。前蹴り。カーフ。パンチを打ち込むシュルケヴィッチ。菊入もジャブを返す。シュルケヴィッチのローが急所に入りタイムストップ。再開。パンチ・ミドル・カーフを出す菊入だが、右フックをもらいちょっとぐらついた。菊入のワンツーが入りシュルケヴィッチダウン!すぐ上になる菊入だが、シュルケヴィッチすぐに立って組み付く。スタンドバックについたが、菊入正対し入れ替える。しかし密着した体勢でのアッパーから左フックがヒットしぐらついた菊入。効いてる。タックルで凌ぐ菊入。肘を入れて引き剥がしたシュルケヴィッチ。ゴング。

1Rはダウンを奪った菊入のラウンド。が、終盤のパンチは効かせられて危なかった。

2R。詰めてくるシュルケヴィッチ。右ミドル。大振りのパンチを打ち込んだシュルケヴィッチに菊入も右を返す。シュルケヴィッチインロー。ジャブの刺し合い。菊入左ボディ。シュルケヴィッチのバックブローは空振り。左フック。ワンツーで出たシュルケヴィッチに左。拮抗した打撃戦が続く。カーフキックに右を合わせられちょっとぐらついた菊入。しかし出ていく。右から左ボディ。左ミドル・前蹴りを入れる菊入。ワンツー。シュルケヴィッチのジャブがヒット。右も入るがワンツーを返す菊入。下がらない菊入。右ストレートを撃ち抜くとシュルケヴィッチ仰向けに失神!KO!

菊入Bellatorデビュー戦を最高の結果で勝利。Bellator日本人初勝利。相手も強かったので価値がある。

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