UFC288:第2試合・フィル・ハウズ vs. イクラム・アリスケロフ

ミドル級。

開催地ニュージャージー在住のハウズはUFCデビューから3連勝の後、クリス・カーティスに1RKO負け。デロン・ウィンには勝ったが、前戦はロマン・ドリーゼに敗れてUFC4勝2敗。ジュニアカレッジのレスリング全米王者。ドリーゼ戦はKO負けだが、その前の膝十字で膝を破壊されており、片足で続行したもののパンチを貰いKOされたもので、実質一本負け。34歳。

ロシア・ダゲスタン出身のアリスケロフは昨年9月のコンテンダーシリーズで1Rキムラで勝利しUFCとの契約を決めた。13勝1敗で、KOが4回、一本勝ちが5回。一本勝ちのうち、キムラでの勝利がコンテンダーシリーズでのものを含め3回ある。バックボーンはコンバットサンボとレスリングで、コンバットサンボでは現Bellatorウェルター級王者のヤーソラフ・アモソフに2度勝利し、世界王者となっている。唯一の敗戦は4年前のBraveCFでのハムザト・チマエフ戦。30歳。

デビュー戦でいきなりUFC4勝2敗のハウズとの対戦となったアリスケロフだが、オッズはフェイバリットで期待値が高い。

地元ハウズに大歓声で後押しする観客。詰めるハウズだが、ジャブを打ち込むアリスケロフ。カーフキック。左ミドルを入れたハウズ。右もヒット。また左ミドル。ジャブがヒットし一瞬動きが止まったアリスケロフ。アリスケロフもパンチで出てきた。ワンツー。右ミドルがヒット。もらったハウズ、効いたのか次のパンチをガードできずもらう。さらに右を打ち込むと、アゴを打抜き意識が飛んでKO!

アリスケロフ、インパクトのあるKOでUFCデビュー。が、序盤はハウズのパンチをもらう場面もあり、本領のグラウンドを見せる前に終わった。試合後のインタビューでは、ダゲスタン人と戦いたいと言っていたエリートレスラーのボー・ニッカルとの対戦をアピール。

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