UFC on ABC4:第1試合・ジェシカ・ローズ・クラーク vs. タイナラ・リズボア

女子バンタム級

クラークはフライ級で2勝1敗の戦績を残した後、バンタムに上げて2勝3敗。バックボーンはキック。直近はステファニー・エッガーとユリア・ストリアレンコに2試合続けて1R腕十字で一本負け。キャリアで一本負けはこの2試合だけなので、たまたまなのかもしれないが。35歳。

ブラジルのリスボアはUFCデビュー戦。バックボーンはムエタイで、世界タイトルも獲得。2010年には現フライ級王者のヴァレンチーナ・シェフチェンコともムエタイルールで対戦している(判定負け)。2016年のMMAデビュー戦は、同じくデビュー戦だった現UFCファイターのノルマ・デュモンに1R一本負け。3年のブランク後、MMAに本格転向してからは5勝1敗で、3KO・2一本勝ち(いずれも肩固め)。ただし、5人のうち4人が0勝、1人が1勝と、ちゃんとしたキャリアの相手とは対戦経験がない。32歳。

飛び込んだクラークに右のカウンターを狙うリズボア。リズボアがパンチ連打で出たが、打ち終わりにクラークのパンチがヒット。またパンチ連打を入れたリズボア。クラーク組み付いた。ケージまで移動しテイクダウンディフェンスするリズボア。クラークダブルアンダーフック。レベルチェンジしてシングルレッグへ。脇を差してディフェンスするリズボア。入れ替えた。腹に膝。クラークテイクダウンを狙ったが、リズボアが内股で投げた。テイクダウン。ハーフ。残り1分。下からホールドするクラーク。リズボア肘。パウンドを数発。ホーン。

1Rリズボア。

2R。右を当てたクラーク。しかし飛び込んだところにリズボアのワンツーがヒット。ちょっと顔を背けたクラーク。リズボアが追い打ちに来るとタックルへ。またケージを背負ってディフェンスするリズボア。クラークダブルレッグ。クラッチして尻もちをつかせた。すぐ立つリズボアだが、クラークなおもシングルレッグでテイクダウンを狙う。膝を入れて引き剥がしたリズボア。ワンツーを入れたリズボア。さらにパンチ・肘。常に連打を入れるリズボア。しかしクラークも右をヒット。下がらないリズボア。ワンツー。よろけたクラーク。下がる。追っていくリズボア。また連打。タックルに来たところに膝!クラークが膝を着いていたらグラウンドだったが微妙。クラークしつこく組み付いていってケージに押し込む。ダブルアンダーフック。残り30秒。が、テイクダウンを狙うのではなく押し込むだけのクラークを見てレフェリーブレイク。パンチで出たリズボアにクラークタックル。が、またケージによりかかり防いだリズボア。ホーン。

2Rリズボア。

3R。連打をヒットさせるリズボア。また出ていく。パンチにタックルを合わせたクラーク。リズボア逆にタックルに入ったが、際で下になる。リズボア下から三角を狙う。密着して防ぐクラーク。下から肘。ハイガード。クラーク上から肘を一発。リズボアガードから腕十字に。クラッチして防いでいるクラークだが、足のフックが顔にかかっている。腕を引き抜いて防いだクラーク。クラーク密着したまま肘を入れるが、下からリズボアが狙っているため攻撃が少ない。足で距離を作り立ったリズボア。クラーク放さずタックルに入るが切られた。リズボアバックに回る。ハーフバックからチョーク。タップアウト!

リズボア、打撃では鋭いパンチをコンボでヒットさせていき、グラウンドで下になった時はやや立ち上がるのに時間がかかったが、下から仕掛けて攻めさせなかった。最後はチョークで一本勝ち。いいところばかりが出て快勝。

クラークは3連続一本負け。

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