Road To UFCシーズン2エピソード3:第4試合・上久保周哉 vs. バーエゴン・ジェライスー

Road To UFCシーズン2エピソード3:第4試合・上久保周哉 vs. バーエゴン・ジェライスー o

バンタム級トーナメント一回戦。

テイクダウンとコントロールで実はバンタム級最強日本人説もある上久保。ONEに出場し、6連勝(最後の2試合はチョークで一本勝ち)したものの、地味なスタイルが災いしてか、上位との対戦が組まれることなく、契約切れを待ってRoad To UFCにエントリー。バンタム級優勝候補の一角。30歳。

中国のジェライスーは公式では12勝3敗となっているが、昨年7月にJCKに出場した時点ですでに15戦12勝となっており、そこからさらに3勝している。JCKではテイクダウンからのパウンドで攻め、最後はチョークでフィニッシュしたが、相手が2勝1敗の選手で露骨に差があったため、参考にならない。27歳。

ジェライスーはレコードを見るとフィニッシュ率が高いが、勝った相手は総じて試合記録が不明で、レベルがわからない。普通にやれば上久保は危なげなく勝てると思うがどうなるか。

すぐタックルに入る上久保。シングルレッグでケージまで押し込む。ボディロックに切り替えた。ケージでこらえるジェライスー。ジェライスー引き剥がした。上久保すぐまた組みに行く。ジェライスーのパンチを一発もらい出血した上久保。打撃のフェイントからタックル。シングルレッグ。足首にしがみつくが、ジェライスー引き抜いた。出ていく上久保だがジェライスーが下がってパンチを当てる。タックルを止めたジェライスー。膝!上久保一瞬尻餅をついたが、すぐまた組みに行く。ボディロック。しかしケージでこらえるジェライスー。逆に投げたジェライスー。しかし上久保バックを取られた所からキムラ。倒れ込んで極めに行く。上になりキムラを極めに行くが時間がない。ホーン。

1Rジェライスー。上久保、テイクダウンが取れず厳しい。

2R。タックルのフェイントを見せる上久保だが、ジェライスーの左がヒット。パンチからタックルのフェイント。反応して切ったジェライスー。上久保のパンチもヒットしたが、ジェライスー落ち着いてタックルに対応。前蹴りを放った上久保だがローブローに。再開。ジャブを入れる上久保にジェライスーワンツー。片足を取った上久保だがジェライスー切った。手を出していく上久保だがジェライスーも打ち返して撃ち合いに。至近距離で肘の打ち合い。ケージに押し込むジェライスーだが入れ替えた上久保。しかし組ませて貰えない。ジェライスータックル。上久保切ってキムラを狙おうとしたが切られた。残り30秒で上久保タックル。テイクダウン。バックからコツコツ殴る。ホーン。

ようやくテイクダウンが取れた上久保だが、そこからのパウンドは強打がなかったのでどう評価されるか。そこまではややジェライスーだったが。

3R。上久保タックル。切るジェライスー。ケージに押し込みシングルレッグ。尻もちをつかせた。上から覆いかぶさる上久保だが、ジェライスーが立って逆にタックル。バックに回るが前に落とそうとする上久保。離れた。すぐ出ていく上久保。タックルに行くがかわされる。一瞬背中を見せた上久保だがまた組んだ上久保がクラッチして投げを狙う。ケージでこらえるジェライスー。テイクダウン!サイドをとった上久保。ジェライスー消耗したからサイドから肘連打。パウンド。強打はないがコツコツと打ち込んでいく上久保。ガードに戻そうとするジェライスーだがハーフに。なおも肘を落とす上久保。ジェライスー腕でブロックするのみで動けない。しかしストップするにはちょっと弱い。上久保レフェリーをチラ見するが、ちょっと止められる威力ではない。残り30秒。腕を掴んでパウンドをふせうジェライスー。肩固めを狙おうとしたが時間がない。タイムアップ。

30-27上久保、29-28ジェライスー、29-28上久保。スプリットで上久保勝利!

負けたと思った。際どい試合だった。テイクダウンにここまで苦労するとは。2Rはらしくないパンチの打ち合いになったが、消耗せず、逆にジェライスーを消耗させて何とか勝利をもぎ取った。

Shuya Kamikubo (30-27, 29-28) defeats Baergeng Jieleyisi (29-28) by Split Decision

スコアカード。フルマークをつけたジャッジだけでなく、29-28上久保のジャッジも1R上久保に入れている。

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