女子フライ級5分5Rだったが、アイが0.25ポンドオーバー。アイはランキング1位、カルヴィーヨはストロー級の10位。
これで2試合連続の体重オーバーとなるアイ。バンタム級では7試合で1勝しかできず、フライ級に転向してから3連勝したが、そのうち2試合はスプリット判定勝ち。前回は5ポンドの大幅体重オーバーの末、パンクラス女子ストロー級女王のヴィヴィアニ・アロージョに判定勝ち。ストライカーだが、15勝中KOは3回だけ。
カルヴィーヨはUFC女子ストロー級5勝1敗1分けで、5勝中3勝がチョークでの一本勝ちというグラップラー。しかし直近3戦で2度の体重オーバーがあり、今回から階級を上げる。アイがランキング1位だけに、勝てばいきなり次期タイトル挑戦権を手に入れもおかしくない。
バンタムから落としてきたアイと比べると、やはり一回り小さいカルヴィーヨ。アイがジャブを入れる。カルヴィーヨもパンチを打ち返す。カルヴィーヨ左ハイを入れるがキャッチするアイ。しかし放す。パンチの打ち合いが続く。懐に入らせないアイ。ホーン。
1Rは僅差だが、ややアイか。カルヴィーヨはまずは打撃戦に付き合っていて、思ったより打ちあえているものの、やはりグラウンドに持ち込みたい。
2R。ジャブを出していくアイ。カルヴィーヨもジャブをヒットさせる。カルヴィーヨタックル。受け止めて膝を入れたアイだが、カルヴィーヨはそこからさらにドライブして外掛けテイクダウン。倒した。ハーフ。上半身を起こしたアイ。立つとスタンドでバックに回るカルヴィーヨ。正対しようとするアイの背中に乗る。前に落とそうとするアイだがカルヴィーヨバックキープ。膝をついてバックマウントになるが、アイはカルヴィーヨの右腕を掴んでディフェンス。腕を外しパウンド。しかし時間がない。アイが残りわずかで正対。ホーン。
2Rカルヴィーヨ。やはりグラウンドに持ち込むとカルヴィーヨだが、アイもフィニッシュを取られるほどでもなかった。
3R。ワンツーを入れたカルヴィーヨ。タックル警戒がある分、打撃も当たるようになっている。変わらないペースでジャブを入れていくアイ。カルヴィーヨワンツー。カルヴィーヨパンチからタックル。ハーフでギロチンに抱える。外した。バックに移行。残り30秒。アイは腕をホールドしてディフェンス。パウンドを入れるカルヴィーヨ。ホーン。
3Rカルヴィーヨ。
4R。後がなくなりプレスしてきたアイ。が、蹴りを出したところにタックルを合わせられ、あっさり倒される。カルヴィーヨサイド。亀になったアイから早くもバックマウント。ここからディフェンスは出来ても逃げられていないアイ。バックからパウンドをもらっているが、時間はかかったものの反転して立つことに成功。カルヴィーヨタックル。切られる。アイがプレスするが手数が少ない。ワンツー。初の4R目となるカルヴィーヨも動きが落ちている。ホーン。
4Rカルヴィーヨ。
5R。打撃戦。アイ、動きは落ちていないが、KOが必要なのに圧が足りない。カルヴィーヨも打撃の打ち合いに。ジャブを入れるアイ。ワンツー。ヒットはしているが…。アイが出たところにカルヴィーヨタックル。テイクダウン!がぶりからペルヴィアンネクタイを仕掛けたが外れる。立たれた。そのままタイムアップ。
49-46×2、48-47の3-0でカルヴィーヨ勝利。