PANCRASE334:メインイベント・村山暁洋 vs. 林源平

ウェルター級王座決定戦5分5R。村山1位、林2位。

村山は2016年に鈴木槙吾に勝利しタイトルを獲得したが、次の試合で三浦広光に判定負けで王座陥落。その後、佐藤天・手塚裕之・木下憂朔ら、世界に羽ばたいていった若手の踏み台にされつつも定期的に出場を続け、菊入には一度は判定勝ちしたが、2021年の暫定王座決定戦でのりマッチでは判定負けで王座獲得ならず。しかし菊入がBellatorと契約し王座返上したことで再び王座決定戦出場が決まった。43歳。

ストライカーの林は大幅減量してライト級で戦い続け、2020年にはヤン坊との暫定王座決定戦まで進んだが1RKO負け。そこから連敗したことで階級をウェルターに上げると、ここまで2連勝中。前回の押忍マン戦では、パンチを効かせられたところからの逆転KO勝ち。33歳。

両者牽制の打撃を出していく。村山の組み、林のパンチどちらも届かない間合い。林左ハイ。ロー。林詰めて右を出したが、村山下がってかわした。右ボディを入れた林。右ロー。詰めた林。パンチを打ち込んだが村山組み付いた。ケージに押し込む。引き剥がそうとした林だが村山スタンドバックに。残り1分。村山放して離れた。林ローを一発。パンチを出したが距離が遠い。ホーン。

1R三者林。村山はスタンドバックを取ったがそこから攻めがないとみなされたか。

2R。林がパンチを入れていく。村山詰めていき四つに組んだ。林入れ替えて離れる。詰めた林。左ボディ。ワンツー。村山下がる。ジャブで牽制しながら出る林。ロー。またロー。組もうとした村山だが引き剥がされる。スーパーマンパンチを入れる林。またロー。残り1分。ケージに詰めて左フック。右ボディから左。ぐらついた村山。下がる。ケージ際をサークリング。追っていく林。ホーン。

2R三者林。

3R。村山右を放つ。しかし林がまた詰めて左フック。村山出てきたが、ジャブを当てる林。詰めた村山だが引きはがす林。林左ハイ。左ミドル。ロー。遠い間合いで蹴りを主体にしてきた。林右オーバーハンド。村山パンチで出た。ケージまで詰めたが、距離を取る林。残り1分。ローを蹴る林。連打。詰めた村山が組んでケージに押し込むがホーン。

3R三者林。村山、ほぼ判定勝ちがなくなる。

4R。村山出るが林が右アッパー。距離が近くなってきた。ケージを背負った林に組み付く。押し込んだ村山。林離れる。村山また出ていくが、パンチを当てる林。林ワンツー。村山また組んでケージに押し込むが、すぐに抜け出し離れる林。村山詰められない。逆にはやしが出てパンチを打ち込む。ホーン。

4R三者林。

5R。村山初めて低いタックルへ。そのまま脇を差してケージに押し込んだ。入れ替えた林。村山大外刈りを狙ったが、林こらえて離れた。右。左ミドル。右ボディ。村山もスタミナ切れか。手数が少ない。また大外刈りを狙ったが引きはがす林。林パンチで出てケージまで追い込むが、入れ替えて組んだ村山。残り1分。引き剥がした。村山バックブロー。左ハイ。パンチで出たが残り20秒でまた組み付いていく村山。林が逆にスタンドバック。林が投げてテイクダウン。タイムアップ。

ジャッジ三者50-45のフルマークで林がウェルター級王者に。

林「対戦してくれた村山選手ありがとうございました。正直3Rまでに倒せると思ったけど、パンチを見切られて強かったです。このベルトが欲しくて10年やってきたのでめちゃくちゃ嬉しい。ここから先は王者としてふさわしい試合をしていきたい」

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