PFL2023#4:第6試合・タイ・フローレス vs. ダン・スポーン

ライトヘビー級だったが、フローレスが5.2ポンドの大幅オーバー。

フローレスは4月の初戦で次の試合に出場するモンチと対戦。序盤のラッシュでスタミナ切れしたモンチからテイクダウンを奪ってパウンドを打ち込み判定勝ち。2戦目は昨年優勝のロブ・ウィルキンソンと対戦予定だったが、ウィルキンソンが薬物検査に引っかかり失格。2戦目から出場となるスポーンと対戦する。しかし計量失敗のため、ポイントシステムで1点減点となる(例えば判定勝ちで3点獲得したとしても2点となる)。29歳。

スポーンは代役で2戦目からの出場。2014年のTUFに出場したが準決勝敗退。勝てばUFCと契約の3位決定戦でも敗れて契約ならず。PFLは2018年に出場し決勝トーナメント初戦敗退。19年は1戦して1RKO負けで0点。さらに21年はマールシン・ハムレットに敗れるなど0勝1敗1分け。昨年HEATで石井慧戦が組まれていたが、直前に試合が消滅している。38歳。

フローレスが打撃で出る。ケージに詰めたところでタックルに。押し込むとシングルレッグからダブルレッグ。クラッチしてテイクダウン成功。インサイドガードからパウンドを打ち込むフローレス。ハーフに。パウンドを入れるが残り30秒。フィニッシュしたいフローレスだがゴング。

1Rフローレス

2R。すぐ詰めたフローレス。ケージまで下がったスポーンにタックル。テイクダウン。ハーフに。押さえ込みながら絡まれた足を抜きにかかる。スポーン防戦一方。減点があるフローレスはフィニッシュを狙いたい。がぶりの体勢になり、膝を着いたスポーンのボディに膝を入れる。そのままギロチンに捕らえたが、放してタックルへ。テイクダウン。またハーフでパウンドで削る。凌ぐだけのスポーン。フローレスもフィニッシュの気配がなくゴング。

2Rフローレス。しかし判定勝ちしても減点があり5点にしかならないため、フィニッシュしなければ決勝トーナメント進出は確実とは言えない。

3R。フローレスがタックルに入るが、スポーン切ると首相撲から膝!連打。またタックル。切って膝を入れるスポーン。なんとかケージに押し込むフローレスだが、スポーンキムラに捕らえてこらえると、引き剥がしてまた膝。ケージに押し込みクリンチアッパー。フローレスタックルで凌ぐ。テイクダウン。かなりスタミナが厳しいフローレス。スポーン上半身を起こして立とうとするが、片膝を着いたスポーンのバックに回り、上から押さえ込むフローレス。スポーンも疲れがある。尻餅をついた体勢から建てない。寝かせようとするスポーン。またバックに回る。残り1分。ハーフバックからチョーク。パームトゥパームで絞めるがアゴの上。タイムアップ。

29-28×2、30-27の3-0でフローレス勝利。3点獲得だが、計量失敗の原点があり、ここまでのポイントは5点。

2R勝利のカサンガナイも同じ5点だが、フィニッシュ勝利があるカサンガナイが上位にランクされ3位、フローレスは4位。また、初戦で6点獲得のハムレットとシルヴェイラは、2試合目を待たずしてこの時点で決勝トーナメント進出が確定。

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