PFL2023#4:第5試合・クリス・ウェイド vs. 工藤諒司

フェザー級

ウェイドはUFCを5勝2敗と勝ち越してFAとなり、PFLに出場してからも4年連続決勝トーナメント進出。準決勝に3度、決勝に1度出場している。決勝まで進んだ2021年は初戦で工藤を破ったハイブラエフに判定負け。昨年の決勝トーナメントでは、やはり工藤を破ったラウネーンに敗退、今年の初戦も工藤を破ったバッバ・ジェンキンスと対戦し、テイクダウンを許す展開で判定負けしている。35歳。

修斗でSASUKEのタイトルに挑戦するも0-2の判定負けを喫した工藤。昨年PFLに初参戦すると、初戦は優勝したラウネーンから序盤にダウンを奪うも、2Rに盛り返され、3Rのバッティングで負傷判定となり判定負け。フィニッシュ必須の2戦目は、アレハンドロ・フローレスを右フックで1RKOして決勝トーナメント進出。しかしトーナメントではバッバ・ジェンキンスに1Rチョークで一本負け。今年の初戦は優勝候補のハイブラエフにドミネイトされる展開で判定負け。30歳。

両者初戦は0点。フィニッシュが必要となる。

いきなり詰めたウェイド。タックル。ケージで受け止めた駆動。離れるが、すぐに詰めるウェイド。工藤のパンチがヒット!しかしウェイドタックルで凌ぐ。スプロールして切った工藤だが、離れた瞬間にまた組んでいくウェイド。離れた。すぐにパンチを入れる工藤に組み付くウェイド。四つに。脇を差した工藤に対し、オーバーフックから投げを放つウェイド。工藤こらえた。ケージに押し込む。残り3分。四つで膝を入れる工藤。押し込もうとするウェイドを逆にケージに押し込み離れ際にパンチを放つ。ウェイドすぐにまたタックル。受け止める工藤だがボディロックからの投げで膝を着いた。そこにウェイドギロチン!引き込んでノーアームで絞める!工藤落ちた!

ウェイド6点獲得。現時点で1位、この後の試合で、初戦判定勝ちした3人が全員フィニッシュ勝利しない限りは決勝トーナメント進出が確定する。

PFLならではの、両者高得点を狙ったハイペースな試合。工藤は最後の瞬間までは優勢に試合を進めていただけに、悔しい敗戦。

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